高塚苑美さんの講演会より

2012.06.15
    

「日本一、イタリア車を売った女」、高塚苑美さんの講演風景。素晴らしいお話を有難うございました・・・。

定休日だった13日(水)を挟んで、12日(火)、そして昨日14日(木)は”総会デー”でありました。
 
13日は『全国賃貸管理ビジネス協会東海支部』の総会(於:レセプションハウス名古屋逓信会館)に、昨日は『社団法人全日本不動産協会』・『公益社団法人不動産保証協会』総本部の総会(於:ホテルニューオータニ)に愛知県本部選出の代議員という立場で出席して参りました。
(そんなことで、ブログはお休みさせてもらっちゃいました・・・)
 
今日は、そのうち、12日(火)総会後に開催された『特別講演』について記させて頂こうと思います。
 
この講演会の講師を務められたのは、”イタリア車を日本一売った女”の異名を持つ高塚苑美さん(株式会社グラッツェミッレ代表取締役)であります。
 
どれくらい売ったかといいますと、静岡県浜松市にあって、年間100台、8年間で800台の販売記録を打ち立てたスーパーセールスウーマンなのであります。
 
話の内容、そして、声のいいこと・・・。
大勢いた聴講者の中で、誰一人として居眠りをしている人はいなかったように思います。
 
この講演を通じていくつかの”気づき”をもらった私。
殴り書きでとったメモを読み返しながら、今日のブログとして認(したた)めさせて頂きます。 
 
まず、「倍売る方法」について。
 
ズバリ、「倍売る方法」は何だと思いますか・・・?
 
高塚さん曰く、「倍売るには、倍売ることだけを考えるようにすればいい」とのことであります。
 
これ、一瞬、拍子抜けしそうな答えですが、ものすごく奥の深い答えだと思います。
そう思うことによって、アイデアが生まれてくるわけです。
「無理」と言っているうちは「無理」、「無理」と言ったら「無理」なのです。
自分のことを小さく見てはいけない、自分の可能性に蓋をするな!という言葉が心に刺さりました。
 
お客様との商談においては、お客様の話を『きく』ことの重要性、お客様が「8」に対し、自分は「2」の割合でしか話をしてはいけないとのこと。
 
そして、三つの『きく』(聞く・聴く・訊く)について解説して頂きました。
ちなみに、
『聞く』とは、「相手の話を遮らずに聞くこと」
『聴く』とは、「心で聴くこと」 
あなたの話をすごく聴きたいですよ・・・と、”視覚”に訴える聴き方をすることをいいます。
 
『訊く』とは、「質問すること。質問されたら質問で返すこと」
たとえば、お客様から「このトランク狭いね」と言われたら、「そうですね」というふうに応えてはダメで、「何か大きなものを積まれますか?」と質問で返すようにするといいのだそうです。
 
そして、商談においては、”一回目に全力投球”することの重要性についても説かれました。
「普通とは違うね」と思ってもらえるようなものをいくつ用意できるか・・・、自分の行動に如何に付加価値をつけるか・・・ ということが勝負だというふうに語られました。
 
また、「自分にしか出来ないことは何だろう・・・?」と考えながら行動することが大切である旨、「笑顔」・「誰よりも早い返事」・「相手の話を真剣に聞く」などなど、当たり前のことをバカにしないで、どれだけのクオリティーでやれるか? ということもポイントだということです。
 
「やるか」、「やらないか」・・・・
『実力の差』は、『実行力の差』です という言葉も印象に残りました。
 
その他、お客様をタイプごと(外交的か、内向的か?・こだわりが強いか、弱いか?)に区分(イタリア車型・アメリカ車型・ドイツ車型・日本車型)し、そのタイプによって用いるトークを変えると有効だと教えてもらいました。
 
あっという間の90分間、「もっと聴きたい」・「また聴きたい」・「社員にも聴かせたい」と思える素晴らしい講演でありました・・・。   (合掌)