来年より住宅ローン減税を受けるには省エネ性能が必須となります

2023.09.03
    

住宅ローン減税は、住宅取得時に大きなメリットとなります。

今年末までにローンを利用し、入居した場合は新築住宅や買取再販物件の

場合、長期優良住宅・低炭素住宅であれば、5000万円までの借入額に

対して年末の残高の0.7%を最大13年間、所得税から控除できます。

(所得税から控除しきれない場合、翌年の住民税からも控除しきれない

場合、翌年の住民税からも一部控除)

ZEH水準省エネ住宅で4500万円、省エネ基準適応住宅で4000万円、その他

の住宅で3000万円が借入限度額となります。

中古住宅の場合は、長期優良住宅・低炭素住宅・ZEH水準省エネ住宅・

省エネ基準適合住宅は3000万円までの借入額、その他の住宅で2000万円

までの借入額に対して年末残高の0.7%を10年間、所得税から控除できます。

しかし、令和6年より中古住宅は変わりませんが、新築住宅は借入限度額が

長期優良住宅・低炭素住宅で4500万円、ZEH水準省エネ住宅で3500万円、

省エネ基準適応住宅で3000万円となり、その他の住宅では住宅ローン控除が

利用できなくなります。

新築住宅は最低でも省エネ基準を満たすことが必須になったわけです。

その他、主な要件は変わりませんので、新築住宅を購入する場合は省エネ

基準以上かどうか注意してください。