今日は、月に一度行なっている 「戦略会議」 の日。 朝8時開始のこの会議、各部門のリーダーが清須市の本社に集いました。
業務の進捗状況や問題点を各人が報告し決意表明をします。 そして、各回持ち回りで一人のリーダー(こちらから指名)が問題提起をし、それについて本人が議長となり討論をしたり、本人が勉強した内容を発表し、皆とそれを共有する時間を設けています。
今日は、賃貸仲介部中村公園店(アパマンショップ中村公園店)の柴店長が担当です。(写真)
柴店長が選んだテーマは 『ランチェスター戦略』(弱者の戦略)。
自店が行なっている取り組みを紹介しながら発表を行ないました。
『ランチェスター戦略』 の重要性については、私のブログでも過去に何度か取り上げてきましたが、改めて触れてみようと思います。
日経新聞やNHKのニュース等を見ていると、大手企業の業績が回復基調にあり、さも “景気” が回復してきたかのような言葉も聞こえてきたりもします。
しかし、中小・零細の経営者にとっては、そんな実感が湧かないというのが実情ではないかと思います。 当社も勿論例外ではありません。
そんな中でも、何かしらの手を打っていかねばなりません。 「時間が経てば景気も回復するから・・・」 と手をこまねいているだけでは “ジリ貧” となっていくだけだからです。
私個人的には、景気は多少回復したとしても完全に復調ということはないと思いますし、以前の水準より良くなることは決してないと思っています。
よく、新規事業として 全く “畑違い” のことにチャレンジされる経営者の方もいます。(本業でちょっと成功すると、飲食業に進出したがる経営者がやたら多いような気がします・・・)
しかし、時代の流れや法改正等により “本業” に全く将来性がないと判断できる場合は別として、そうではない場合、創意工夫することによって本業を伸ばせる “可能性” があるのであれば、まずその部分を突き詰めていく必要があるのではないでしょうか・・・。
盛和塾・稲盛和夫塾長も 「飛び石的な事業展開はするべきではない」 というふうに説いておられます。 その道、その業界での “つわもの” が必ず存在するわけですから安易に成功することは難しいと心得たほうが間違いありません。 所詮、「隣の芝生は青く見える」 だけなのです。
あくまでも “本業” および “本業に関連するところ” で活路を見い出すようにしていくことが先決。
そして、ここでの留意点が 「何だったら自社が “ナンバーワン” になれるか・・」 ということ。
これこそ、『ランチェスター戦略』(弱者の戦略) であります。
もはや、マーケットが成長し続けているような時代ではありません。 次から次へと新しいこと(新事業)をやっている会社が儲かっているわけではありませんし、そういった会社が景気の波に乗って成長していくというわけでもないと思います。
私も、その辺りを頭に重々叩き込んだ上で会社の舵取りをしていかねばなりませんが、各部門のリーダーも自分の領域に落とし込んで業務に臨んでいくことが肝要です。
自社が、自店が、「一番になれることは何なのか・・・?」 ここを考え尽くさねば絶対に勝てません。
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