【渡辺の本棚】 「小さな会社こそがNO.1になる ランチェスター経営戦略」

2010.07.09
    

「小さな会社こそがNO.1になる ランチェスター経営戦略」(坂上仁志・明日香出版社)。
著者の坂上氏は、私と同じ盛和塾生でありました。読み進めていくうちに、その内容や表記から
ひょっとしてそうかなぁ・・・と感じていましたが、塾生名簿を調べてみたら、やはりそうでした。
  
今日は、この本について紹介をさせていただきます。
 
経済が成長している時は、何の戦略もなくとも、ただ会社を作れば何とかなっていきました。
しかし、今や以前のような経済成長はとうてい望めない状況となっています。
働く若い世代が減少し、高齢化社会が進む日本の国に、かつてのような右肩上がりの経済成長
など望めるわけがないのです。
 
そうかといって野垂れ死にするわけにもいきません。
私も会社を経営している以上、社員の物心両面の幸せを追求していくと同時に、僅かなりとも
社会のお役に立たねばなりません。
そのためにも会社を存続(永続)させていく必要があるのです。
 
その手立てとなるのが、「ランチェスター戦略」(弱者の戦略) であります。
ランチェスター戦略では、1位以外の会社は全て “弱者” にあたります。
この本では、「差別化」・「集中化」 等の 『戦略』 に併せ、『理念』 と 『習慣』 を身につけることに
より、”弱者” が “強者” に勝つことができるということを説いています。
景気に左右されない強い会社の作り方を、全80項目で解説する非常に読みやすい一冊で、
経営者にとっては必読の書ではなかろうかと思います。
 

この本に限らず、「ランチェスター戦略」 の本は書店に
ズラ~ッと並んでいます。
経営者に限らず、企業戦士、受験生・・・、競争社会に
身を置く人には、この 「ランチェスター」(弱者の戦略) を
勉強されることを強くオススメいたします。
 
(当社社員の面々には、是非、読んで、勉強してくれる
 ことを期待していますよ・・・・)