イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんが、ある雑誌上で語っておられたお話です。
鍵山さん自身も、人から教わったことだと述べておられましたが、”もっと、もっと・・・” といった
感じで、際限なく求め続け、欲しがっていく生き方を、 『請求書の人生』 と呼ぶのだそうです。
「向上心」や「探究心」といったものは人の成長に欠かせない大切な条件ではありますが、
“度の過ぎた欲求”は人間を卑しくしていくものです。
逆に、求めるばかりではなく、いま与えられている物事に 「感謝の心」 をもって過ごす人生、
これを 『領収書の人生』 と呼ぶのだそうです。
日本には、『領収書の生き方』 をしている人も大勢おられますが、そういう人は世間から注目
されることはありません。
『請求書の生き方』 をする人が派手で目立つのに比べ、
『領収書の生き方』 をする人は、地味で人目につかないところが共通しているからです。
誰からも注目されず、光の当たらないところで、いつ報われるか分からないことにも、
心を込めて取り組む姿からは「卑しさ」なんてものは微塵も感じられません。
誰かに頼ったり、求めたりすることなく、人の役に立つことだけを念頭において一途に歩み続ける
姿は、人を引き付ける豊かな魅力を備えています。
そんな人生って、何だか素晴らしいですよね・・・。
鍵山さんは、そんな人生を心がけられ、人間性を磨かれると同時に、事業においても大成功を
収めておられます。
私も、『領収書の人生』 が送れるよう、少しでも人間性を高めて参りたいと思います。
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