ちょっとの差

2020.10.27
    


昨日、プロ野球のドラフト会議が行われ、12球団の指名選手が確定しました。

セ・リーグ39人、パ・リーグ35人、育成49人(セ 23人、パ 26人)、合わせて123人が指名されました。


注目された早大の早川隆久投手と近大の佐藤輝明内野手は、それぞれ4球団競合となり、早川選手は楽天、佐藤選手は阪神が交渉権を獲得しました。

楽天および阪神ファンの皆さん、おめでとうございます!!


地元、中日ドラゴンズは「高校生投手No.1」の呼び声が高い中京大中京高校の高橋宏斗選手を一本釣り。

そして、我が日本ハムファーターズは、苫小牧駒澤大の伊藤大海(いとうひろみ)投手を単独指名し、交渉権を獲得しました。

伊藤投手は155キロの直球が武器の本格派右腕。侍ジャパン大学代表にも選出され、クローザーとして活躍した即戦力。ファイターズでも抑えのエースとしての活躍が期待されます。


指名された選手たちは、憧れだったプロ野球の世界に入れることになり幸せですよね。

でも、勝負はこれから。とても厳しい競争が待っています。

毎年、入団してくる選手と同じ数の選手が解雇されるわけですから、本当に厳しい世界です。



当社は随分とゆるいように思いますが、世間一般的に我々のような営業会社は「結果が全て」です。「成約になるか、ならないか」、「100か0」です。

その過程でいくら頑張っても、成果に結びつかなければ、結局ダメなんです。


そういう意味では、営業職に就いている人間はプロ野球選手になったような気概で仕事にあたることが重要です。

お客様、そして、雇われ先から評価されなければ生き残ることはできません。


でも、人からの評価というものは 「ちょっとの差」 で決しているように思うのです。


これはプロ野球の世界と同じです。

例えば、プロ野球選手で100回打席に入って打率10割の人もいなければ、打率0割の人もいないはずです。

打率2割5分と3割の人では「ちょっとの差」に思えますが、全く評価は違ってきます。

3割バッターは「強打者」として賞賛され、最盛期のイチロー選手のように常に3割5分を打てば「大打者」、それこそ大金持ちになります。

逆に、2割5分の打者、普通の打者は、ときに「凡打者」と評され、解雇・不要とされてしまうのです。


でも、その「ちょっとの差」を築くためには、それ相当の努力が必要になってくるんですよね。

当たり前のことは当たり前に、細かいところにも気を抜いてはなりませんし、常に精進し続けなければ継続的に結果を残すことはできませんからね・・・。


仕事でも、野球でも、その評価・結果は “ライバル” との「ちょっとの差」で決するものですが、ライバルより強敵なのは “もう一人の自分” なのかもしれません。

「怠け癖」、「手抜き癖」、「今一つ真剣になれない自分」をどう打ち負かすかです。


やる以上、成果を残さないことには「達成感」も得られません。

「達成感」が得られないことには、仕事自体も楽しくなりません。

もうひと踏ん張りでそれが得られるのであれば、頑張んなきゃね!

自分が費やした努力が無駄となったら虚しいですもの・・・。

さあ、お互い頑張りましょう!!



写真は、以前ナゴヤドームでプロ野球観戦をした際のものです。

一刻も早くコロナが終息し、来年はこんな感じの大観衆で “ワイワイガヤガヤ” できるといいですね。