「叱る」と「怒る」の違い

2011.06.23
    

これだけ急に暑くなると似つかわしくないかも知れませんが、今日は 「花しょうぶ」 の写真でいかせてもらいました。 先日訪れた 『なばなの里』(三重県桑名市) の「花しょうぶ」、綺麗な紫色がステキです。
 
さて、本題。
上司からこっ酷く叱られたとき、「自分ばっかり・・・、何で?」 と思うようなことって誰にでも経験があるのではないでしょうか?
でも、叱ってもらえるということは “有難いこと” だと認識することが大切です。
 
よく考えれば分かります。
叱る方も、叱ることによって随分とパワーを消耗するわけです。
できることなら叱りたくないわけです。
でも、叱る・・・。
これは、部下(相手)に対して期待をしているから、部下(相手)に成長して欲しいと願っているからに他なりません。
よく、「叱られなくなったら終わりだ」 と言われます。
実際のところ、何も言われなくなったら見捨てられたようなものなのです。
ですから、叱られたら “感謝” をしなければなりません。
 
また、叱る側が意識せねばならないこともあります。
それは、叱るのは 「結果」 ではなく、「行動」 だということ。
結果ばかり叱られても、部下(相手)は行動をどのように変えたらいいのか分からないことが多いもの・・・。
ですから、叱るべきは「行動」。 結果が出る前のプロセスを叱るようにしなければならないということです。
この点は、私自身も出来ていないと思いますので大いに反省です。
そして、”叱る” ということが “怒る” になっていないか検証してみることも大切です。
 
では、「叱る」 と 「怒る」 はどう違うのでしょうか?
「叱る」は、部下(相手)の成長を願って相手中心に考えているのに対し、「怒る」は自己中心で自分の感情に任せているというところが決定的に違うところであります。
叱る側は、それが 「怒る」 になっていないか充分に注意をしなければなりません。
(随分と偉そうなことを書いていますが、これは私自身に対する戒めでもあります・・・)