「あったらいい」に耳を傾けてはいけない!

2023.02.20
    


梅がキレイな花を咲かせていましたので、今日はソレをアイキャッチ画像として用いさせてもらいました。

♬ 梅は咲いたか~ 桜はまだかいな~♪

まだまだ寒い毎日ですが、春が着実に近づいています。桜の季節が待ち遠しいですね・・・。


さて本題。

今日は、社員研修を生業とする某社の研修教材にもある内容で受け売り感が否めませんが、全くもってそのとおり、すごく大事だと感じますので、取り上げさせて頂くことにします。


仕事で成果を残すためには、「頭を使うか」・「体を使うか」・「お金を使うか」のいずれか、もしくは、それらを複合させることが必要になってくるわけですが、“イマイチ” の社員ほど、「お金」を使いたがる傾向がありませんか? 広く一般的にそのように感じますが、読者の皆さんの会社では如何でしょう。


「お金」を使っては駄目だと言っているわけでは決してありません。事業を進めていくには、ある程度の資金投下も当然に必要になりますから・・・。

ここで言いたいことは何かというと、「お金を使って物事を解決しよう」という安易な考え方が危険だよ!ということです。


そんなことよりも、まずは「自分の頭を使って知恵を絞る」、自分で知恵が出てこないのなら「周りの人に相談してみる」、そして「自分自身が汗をかきながら行動する」ことが肝心なんじゃないですか?!ということです。

“一事が万事”、ここの部分を間違えると、当事者も会社も成長が止まってしまいます。成長が止まるどころか衰退が始まっていきます。(現状維持は後退ですから・・・)


社員に対し目標を課したり、問題の解決を依頼した場合に、なかなか成果が表れてこないことがあります。そんなときに、その理由を社員に尋ねると、「○○が無いから・・・」とか、「○○が足らないから・・・」といった回答が返ってくることが多いものです。

予算(お金)であったり、人員(スタッフ数)であったり、接客ツール(例えば、パソコンの台数等)が無いだとか、足りないだとか・・・。


そういうことは言っても、「自分の努力不足」や「工夫の足りなさ」を回答する人はどれだけいるか? ということです。 工夫をするより、「お金」を使うほうが“楽”なので、「○○があったら・・・」と直ぐに言いたがる人が多いわけです。


また、それが “自分のお金” でないから、という側面もあるのかも知れません。

自分のお金でない為に、「本当に必要なのか?」ということを深く考えることも無いのでしょう。


もし会社側がソレを用意したところで状況が変わることもなく、次には別の「○○が足らない」・「○○が欲しい」ということを言い出すことになるのです。

ですから、会社(社長)は、社員の「あったらいい」に安易に耳を傾けてはいけない!ということです。


「欲しい」のか「必要」なのか? 「欲しい」のは、“感情” ですので理由は要りません。 しかし、「必要」は “事実” ですので、ちゃんと説明できるデータや理由が要るわけです。

「本当にソレが必要なのか?自分の感情だけ言っているのではないか?」、その点をよく突き詰めていくこと肝心なのでありましょう・・・。