「忘己利他」もうこりた

2010.02.23
    

現在、当社では 「賃貸仲介部・営業社員」を募集中(3名) です。

 
当社のホームページ、【採用情報】の中に「トップメッセージ」のコーナーがあり、
そこには ”忘己利他” という言葉を記しています。
これは、当社の「基本精神」として据えている言葉なのですが、
その意味については記されていません。
 
そこで今日は、この ”忘己利他” という言葉の意味について書いてみようと思います。
ひょっとしたら、応募者の方が読んでくださるかもしれませんので・・・・。
 
  
私たち人間は、どうしても自分を防御するメカニズムを働かせてしまうものですよね。
常に自分中心で物事を思考し、行動しているのではないでしょうか・・・。
 
「もっと欲しい」、「こうして欲しい」と、周りに望むことも多くなりがちです。
 
つまり、人間の性(さが)として、『我欲』 が先立ってしまうわけです。
  
天台宗の開祖、最澄の言葉に 「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」 という言葉が
あります。
 
ここでいう「忘己」(もうこ)とは、自分を ”忘れる ”という意味ではなく、
“後にする” という意味です。
 
「己を忘れる」ことなど決して出来ないと思いますし、その必要もないと私は思います。
自分が全然よくならないのに、周りのことだけを慮(おもんばか)るなんてことは、できるはずも
ありません。
人間、誰しもが幸せになる権利があるのです。 
だから自分も幸せにならねばなりません。
 
“スリムドカン”で有名な、銀座まるかんの創設者、齋藤一人さんは、
「まず自分が幸せになり、その上で周りをも幸せにしよう」 と言っておられます。
「自分が幸せでないのに、他人のことなど考えられるものではない。だから、まず自分が幸せにならなきゃ」という考え方です。
 
絶対にNGなのは 「自分さえよければいい」 という考え方ですので、一人さんの言われることが正解なのかもしれません。
 
でも、究極は、「まず相手、その後に自分」 という考えではなかろうかと思います。
盛和塾の稲盛和夫塾長からは、このようにご指導いただいております。
 
しかしながら、これを口で言ったり、書いたりすることは簡単ですが、いざそれを実践するとなると並大抵のことではありません。
 
ですが、そうあろうと意識すること、
“忘己利他” の精神を、理性に叩き込んで日常生活を送ることが、幸せな人生を送るためには
極めて大切なんだろうと思います。
 
そんな考えに多少なりとも賛同してくださる方のご応募をお持ちしております・・・・。
 
 
なお、募集の詳細については【こちら】をクリックして確認ください!