盛和塾・稲盛和夫塾長は、「高い目標を持つ」 ことが重要だと説いておられます。
しかし、実際には 「そのような高い目標を追いかけてはいけない」 とも言われます。
あくまでも 「高い目標」 を掲げながらも、実際に追いかけているのは、「その日一日の目標」だけ。 まずは目の前のことに全精力を傾注して生きていくことが大切だ というふうに説いておられます。
評論家や経営コンサルタントは 「そんな近視眼的なことでは会社は大きくならない」、「長期の戦略プランがなければならない」 というふうに言うだろうが、決してそうではない と断言されています。
しかし、 「目標はあくまでも高く持ち続ける」 のです。
目標と現状との乖離がありすぎて”空々しい” というふうに思っていたとしても、社長(リーダー)はそれを言い続けることが大切だ と塾長は仰っておられます。
お酒を飲んだ折にも、”景気づけ” みたいにそれを言う・・・。
それを、お酒を飲むたびに言い続けることによって、言っている本人も、それを聞かされている社員も洗脳され、いつの間にかその気になっていくもの。 実際に、稲盛塾長が 「京セラ」 を創業されて以来、「京セラ」 もこのように発展し続けてきたのだそうです。
稲盛塾長は、 「今日一日を一生懸命に生きれば、明日は自然に見えてくる。明日を懸命に生きれば一週間が見えてくる。今月一生懸命に生きれば来月が見えてくる。今年一生懸命に生きれば来年が見えてくる」 というふうに説いておられます。
余りに遠い道のりを歩んでいくと、誰もが飽きてしまうと同時に 自分自身のひ弱さを感じてしまうもの。 しかし、一日であれば歩んでいけますし、翌日もまた歩んでいけるはずです。 このように、これを延々と続けていけば途轍もないところまで歩んでいけるわけなのです。
つまり、”成功” を掴み取るには、「高い目標を持つ」 と同時に 「今日を懸命に生きる」 ということを忘れてはならないのです。
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