ウィズコーポレーション管理職心得

2021.09.05
    


5月17日付のブログ記事で【ウィズコーポレーション社員心得】なるものを紹介させていただきました。

それは、私が「経営指針書」を作成し始めた初期の頃(2年目となる平成18年度および翌19年度)に同書に記載していたものです。

当時は、この【社員心得】の他に【管理職心得】というものも併せて綴じ込んでいました。


9月1日付で、一部「人事異動」を行なったところでもありますので、今日はその【管理職心得】を取り上げさせてもらいます。

これも【社員心得】同様、後に完成した「フィロソフィー手帳」(ウィズコ・フィロソフィー)の文面中にそこで用いているフレーズを盛り込んだり、現在の「経営指針書」の中に別のカタチで継続記載をしています。



【ウィズコーポレーション管理職心得】


『管理者登用の基本』

西郷隆盛が次のような遺訓を残しています。「国に功労がある者には禄(お金)を与えよ。功労があるからといって地位を与えてはならない。地位を与えるには、おのずと地位を与えるのにふさわしい見識がなければならない。功労があるからといって、見識のないものに地位を与えるということは国家崩御のもととなる」と。事業経営においても同じことが言えます。あくまでも、功労のある人には賞をもって報い、その見識のある人に地位を与えます。


『環境整備』

自分が統括する部署が目標を達成するには、部下に持てる力を最大限に発揮してもらう必要があります。そのためには働きやすい環境を整えることが大切です。管理者が難しい顔をしていては、部下も萎縮します。たとえ思うように売上があがらないときであっても管理者は常に陽転思考で前向きな言葉を発します。また、部下の優位特性を明確にし、良いところは伸ばし、悪いところは改善できるよう、組織内での円滑なコミュニケーションに配慮します。管理者に求められるのは、勝つ組織づくりです。


『人材育成も波動』

人材育成は百人百通りです。人間は、自分が思った波動を相手に与えます。あなたが、あまり良くない部下だと思っていると、その通りの波動を相手に与えています。結果、部下は育ちません。要は、私たちが思った通りになります。毎日、自分の部下一人ずつ信念を持って「良くなった、良くなった」と念ずることです。念ずることによって、部下の良いところが見え、管理者として部下を指導できるようになります。


『リーダーシップ』

・管理者には、常に強いリーダーシップが求められます。リーダーシップとは現状をしっかりと把握し、自ら手本を示しながら相手に影響力を与えることです。相手が影響を受けたという自覚・実感がなければ、リーダーシップを発揮されたことにはなりません。リーダーは「あるべき姿」を持ち、周りに影響力を発揮し、継続できる人です。


・決めたことは必ず果たすことがリーダーシップの基本です。最も重要なのは、自分に対するリーダーシップです。自分が「こうしよう!」と決めたことは、どんなことがあろうともやり遂げるということです。自分に対して影響力を行使することであり、自分で設定した目標や計画は必ず達成させることです。ポイントは諦めないことです。


・リーダーシップはただ部下に対してのみ発揮するものではなく、上司にも発揮しなければなりません。自分の部署からの提案や企画を、上司や他の部門に認めさせるのもリーダーシップです。


『活性化』

組織を活性化させるためには、全員が参画した組織を創ることです。では、部下に参画意識を持たせるために何をすればいいのでしょうか。それは「情報の共有化」をすることです。上司だけが情報を独り占めしていては、いつまで経っても部下は参画意識を持てません。


『仕事の指示』

部下に仕事の指示を出すときには「自分も同じ指示を受けた」という気持ちで工夫をするようにしたいものです。それ自体、二重作業で無駄なことに思えますが「何時でも相談に乗れるようにしておく」ことです。管理者が部下に求めなければいけないのは、自分への服従ではなく「仕事をいかに効率よく遂行するか」の工夫です。


『達成感』

部下にとって周囲から注目され、褒められることが昇進や昇給以上に満足することがあります。昇進や昇給は確かにうれしいが、「あれを成し遂げた」という達成感は、また格別な感動です。そして、その達成感をバネにして部下は伸びる。達成感を感じられるような仕事の任せ方が、部下の自主性を引き出し、部下を成長させます。これからの人材に必要な要素は、自主性・創造性・柔軟性です。モチベーションを保つには、明確な目標設定とそれに対する達成感です。


『叱る』

仕事をする上で叱ることは必要で大切なことです。管理者の中には「叱れない」人も多いです。日々、仕事の中で注意や叱責があればこそ物事は正しく進むし、叱るのはとても大切なコミュニケーションです。失敗、不注意、不出来、怠慢と、不足だらけの毎日です。だから、注意する、助言する、諭す、いさめる、戒める、叱る、一喝することも重要です。


『謙虚』

リーダーの共通点の一つに「謙虚さ」があります。あまり成功しない人は小さな成功ですぐ慢心になってしまう人です。謙虚な人は周りがバックアップしてくれます。又、多くの協力者がでます。逆に、慢心で自己主張の強い人には協力者は出ません。謙虚な気持ちでいると、うずき・気づきが生まれます。ポイントは、いつでも謙虚な気持ちを忘れないことです。謙虚な気持ちが感謝の気持ちに繋がります。


『問題発見』

幹部社員には、社長から言われた問題や発生した問題を解決するだけでなく、「自ら問題を見つけ出す」こと、つまり、問題を発見しようと努力することが求められます。問題は、探せば必ず存在するはずです。「わが社には、わが部門には、問題はない」という意識があれば、それこそ問題であると考えます。皆で問題を探し出そう。それが会社を強くしていきます。


『全社的な観点』

取締役は勿論ですが、部長、課長、店長といった管理職も当然、会社の経営を担っています。人を動かし、会社を動かす立場の人間だからです。幹部は自分の担当する部門や部署の業績をあげるという責任を持っています。企業格差は人材格差です。人材格差とは、思いの格差です。会社の将来を創るのはあなたです。


『トップの視点』

幹部社員にとって、トップの視点に立って仕事をするとは、与えられた担当部門の管理を超えて「会社を伸ばす」「会社を改革する」という会社全体への貢献をすることです。トップの右腕とか頼りになる幹部というのは、このように自分の責任の範囲を狭くとらえず、会社全体を動かす視点と気概、実行力を持つ人材のことです。


『同じベクトル』

当社においては、イエスマンは不要だと考えています。会社の為になる、会社がよくなる、と思われることであれば社長に直接、積極的な提案をお願いします。おべっか、二枚舌は恥ずべき行為であると認識してください。社長は「聞く耳」を持ってそれを聞き、提案内容を真剣に検討いたします。その結果、社長が覚悟を持って決めたことが提案内容にそぐわない場合であってもその判断には従っていただきたいと思います。会社は、仲良しグループではありませんし、自分の考えを優先する場でもありません。同じベクトルで戦わねば、この厳しい環境下での勝利はおぼつきません。その最終責任を負うのは社長なのですから・・・。


『リーダーの役割』

リーダーの役割は、仕事の意義・目的・目標を部下に十二分に納得させ、部下に可能な限り仕事を任せ、自主性・自発性を発揮できるチームを創り、目的を達成させることです。よく、管理職は社長・役員などの上司が言ったことを部下が行うように管理することが仕事だと思っているリーダーがいます。社長・役員などが出した方針を部下にしっかりと理解・納得させ、自主性を持って働くことの出来る組織および人を育てることがリーダーの役割です。