タンポポの穂種

2011.05.08
    

昨日、路傍の 「タンポポ」 を見て思い出した話があります。
誰からか聞いた受け売りですが、今日はそれを記させてもらいます。
 
タンポポの穂種は、風に吹かれて飛んでいきます。 その時の風の強弱・向きによって落下するところは全て違うわけです。
ちゃんと土の上に落下できるものもあれば、アスファルトの上に落ちるもの、水溜りに落ちるものもあります。
でも、それぞれの穂種たちは、落ちたその場所で懸命に花を咲かせようとするものなのです。
 
「人間」 だって同じです。
我々人間は、雨を降らしたり、風を吹かしたり、自然を自由自在に操ることなどできませんし、自分の思い通りの環境に自分を置いたりすることもできません。
たとえ、辛いこと・苦しいこと・寂しいことがあったとしても、それを素直に受け入れ、その与えられた環境の中で強く生きていくしかないのです。
周りの人と比較して 「自分は何て不遇なんだ・・・」 と嘆き、人をうらやみ、世をすねたところで、どうしようもないのです。
 
今いる場所がどんな環境であろうとも、そこで精一杯に花を咲かせることこそ 「人生」 なのです。
生きていること、生かされていることに感謝をし、一日一日を “ど真剣” に過ごしていきたいものです。