今日のタイトルである 「信は万物の基(もとい)を成す」、これは、昨日ご紹介させて頂いた 『野村の実践「論語」』(野村克也著・小学館) の中にあった一項目であります。
野村氏は、人を「信じる」こと、そして、自分を「信じる」こと の重要性をこの言葉を用いて説かれています。
本当に強い組織、伸びていく組織を創ろうとするのであれば、組織内に”確固たる信頼関係” があることが必須条件となります。
人と人とが繋がりを深め、お互いを “信頼” することから始めなければならないのです。
では、その “信頼” は、いったい何から生まれるのでしょうか・・・?
もし、自分が組織のリーダー的な立場にあるのであれば、まずは部下のいいところを認め、礼節を尽くすことが大切。 そうでなければ誰もついてきてくれません。
逆の立場になって考えればよく分かることですが、傲慢な態度をとる人間と一緒に仕事をしたいと思う者などいないのです。
「礼節」や「謙遜」の他にも、「正義」・「信義」 といったところも忘れないようにしたいものです。
それを心得た上で、とにかく相手を信じる・・・。 自分が相手を信じていないのに、相手に 「自分を信用しろ」 と言ってもそれは無理があります。 ですから、徹底的に相手を信じていくことが大切です。
また、そのためには自分自身が信用に値する “人間性” を有していることも重要となります。
相手を「信じる」、そして、自分を「信じる」、「信じられる自分」 であることが極めて重要であります。 その中から、本当の “信頼関係” が生まれてくるのでありましょう・・・。
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