優しさの中に潜むエゴ

2023.01.27
    


私たちが人に対して投げかける優しさ、その優しさの中には、時として本人の「エゴ」が潜んでいたりすることがあるものです。

読者の皆さんは、如何でしょう?

本来、相手に喜んでもらおうとして行なっていることであるはずなのに、心のどこかに “見返り” を求めていたりもすることってないですか?


人に「優しくすること」や「親切にすること」、それ自体は悪いことではありません。もちろん素晴らしいことです。

でも、「エゴ」が働いている優しさや親切からは、マイナス要素が生じるということを忘れないようにしたいものです。


例えば、「これだけやってあげてるんだから、もっと感謝されたっていいだろう・・・」といった “不平不満” や “愚痴” が生じてきたりするのです。

更には、「自分は正しいことをやっているのに・・・」と、エゴの部分が強くなってきてしまうと、自分と同じやり方(考え方)をしない人を認めることが出来なくなったりもするのです。


そうやって自分の価値観を人に強要してしまうと、信頼されるどころか、逆に “批判” を集めてしまうことにもなりかねません。

そもそも「エゴ」が潜むのは、人間の “煩悩” の為せる業でもありますので、致し方ない部分もありますが、充分に注意をしたいところです。


その優しさや親切に「エゴ」が潜んでいないか?

潜んでいるどころか、エゴそのものに変わっていないか?

動機善なりや、私心なかりしか・・・

一日に一度は、心を鎮めて自分自身を見つめ直す時間を持つようにすると良いかも知れませんね。



写真は、花屋さんの店先で撮らせてもらった「葉牡丹」です。本文とは何の関係もありません・・・(^^;  カラフルに色づけされていて綺麗だなぁ、と思ったので使わせてもらいました。