年長者から学ぶ

2022.02.14
    


昨夜、親父の夢を見ました。50歳代、現役時代の優しく、格好いい親父でした。

仕事をしながら何かを私に語りかけていました・・・。

私は今、夢に出てきた親父と同じような年齢となっています。親父は何を語ってくれようとしたのか、、、 もっと、もっと、生前にコミュニケーションを取るべきだったと今更ながらに後悔しています。


そんな思いにふけながら起床、身支度をしているところに、この4月から東京の大学に進学予定の次女が私のところにやってきて、「お父さん、はい、バレンタイン!」 と言って写真のチョコレートを渡してくれました。

同時に、「身体、大事にしてね!!」 という言葉も添えてくれました。

その言葉に目頭が熱くなるのを感じた私・・・。

年齢のせいでしょうか、このところ著しく涙腺が緩んできているように感じます。



さて、前置きはこんなところにさせて頂き、本題へと移らせてもらいます。

今日は当社のフィロソフィーから 【年長者から学ぶ】 という項目を紹介させてもらいます。

私自身、親父ともっと話をしておけば良かった、もっと学ばせてもらえば良かったと思うところから、これを取り上げようと思った次第です。


盛和塾(令和元年12月末日をもって閉塾)で学ばせて頂いていた頃、幾度となく稲盛塾長(稲盛和夫・京セラ名誉会長)からお聞きしたフレーズをべースに、以下のようにまとめてあります。


若いときには、両親や先生、或いは他の年長の方が人生について教えてくれようとすると、つい反発をしたものです。誰しも青春時代には強い反抗心を持っているものですが、親をはじめ人生の先輩から教わったことを絶対に忘れてはなりません。

自分で人生を歩き始めるということは、羅針盤も無い小さな船で大海に漕ぎ出していくようなものです。ですから、年長者から教わったことを「人生の羅針盤」として思い出せるような準備だけはしておくべきなのです。

この“ウィズコ・フィロソフィー”は、京セラの稲盛名誉会長が会社を経営され、人生を歩まれていく中で学び取られたことをまとめた“京セラ・フィロソフィー”をベースに書き上げています。そういう意味では、人生の大先輩からの教えなのです。

中には、ここで述べられていることに反発を覚えたり、興味を持てない人もいるかも知れません。しかし、仕事や日々の生活の中で障害にぶち当たった時に、自分の判断を正しい方向に導いてくれる基準となるものが必ず要るのです。「素直な心で年長者から学ぶ」、この姿勢は一生を通じて崩してはなりません。


IT技術の目覚ましい進歩等もあり、新しい生活ツールが登場、仕事の手法等についても、まさに日進月歩、そんな世の中ではありますが、“人生の真理”については、いつの時代も不変です。

そうなると、「人生経験」がモノを言うカタチにもなります。

中には若くして人並み以上の人生経験を積んできている人も勿論いますが、やはり実際に年齢を重ねてきている人のそれは重みも違うのではないでしょうか!?


人生の先輩の言葉には、素直な心で耳を傾ける!!

そんな姿勢を当社の社員スタッフ、そして、私の3人の子供達には持ってもらいながら人生を歩んで欲しいと思います。

やはり、“素直が一番”。 素直な心こそが成功(成幸)の要ですから・・・。