今回は、当社のフィロソフィー『ウィズコ・フィロソフィー』(全108項目)の中から【必要なときに必要なだけ購入する】という項目をご紹介します。
フィロソフィー手帳の P.119に、次のように記しています。
必要な時に必要な分だけ買うことを「当座買い」、或いは「一升買い」といいます。「一升買い」は、もともと、本当はまとめて買いたいところだが、お金がないためにお酒でも醤油でも一升しか買えないという貧乏人の生活態度を表した言葉です。
しかし、仮にお金がいくらあろうとも、一升買いをすることが重要なのです。
五升買えば確かに安く買うことができます。ところが、たくさんあるものですから、例えば醤油でも漬物にかけるときに、たっぷりかけてしまうのです。ちょっとしか残っていなければちょっとしかかけない。そういうものなのです。
上記の例のように、余分に買うことは“無駄使い”のもとになるのです。また、たとえ一時的に大量に安く購入できたとしても、これによって在庫を保管するための倉庫が必要になったり、在庫金利が発生したりといった余分な経費がかかってきます。さらには製品の仕様変更などの理由で、全く使えなくなってしまう危険性もはらんでいるのです。
当社が“筋肉質の経営”を実現させるためには、この「当座買い」、「一升買い」の考え方を大事にしなければなりません。
ちなみに、この項目は 『京セラ フィロソフィ』 (全78項目)の中にも含まれているものであり、そこには次のように記されています。
71.[必要な時に必要なだけ購入する]
物品や原材料を購入する場合、大量に買えば単価が下がるからといって、安易に必要以上のものを買うべきではありません。
余分に買うことは無駄使いのもとになります。たとえ一時的に大量に安く購入できたとしても、これによって在庫を保管するための倉庫が必要となったり、在庫金利が発生したりといった余分な経費がかかってきますし、さらには製品の仕様変更などの理由で、全く使えなくなってしまう危険性もあります。
やはりメーカーはメーカーに徹し、ものづくりそのもので利益を上げるということに専念すべきです。必要な時に必要なだけ購入するという考え方が大切です。
とても簡潔にまとめ上げられていますよね・・・。
当社のものは、京セラ・フィロソフィをベースにさせてもらいながら、稲盛和夫・盛和塾塾長(京セラ名誉会長)が私たち塾生に向けて語って下さった講話の中で用いられた「例え話」(漬物にかける醤油)を盛り込んだものになっています。
いま、当社ではこの教えを頑なに守り続けています。
フィロソフィー導入以来13年以上にわたって、この姿勢を貫いてきていますが、トータルで見ると、この方が明らかに「経費削減」につながっていると実感しています。
やはり、「漬け物にかける醤油」の例が、スタッフ一人一人にも理解しやすいように思っています。(^^)v
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