2年ほど前に読んだビジネス書『社長のノート』(長谷川和廣・著/かんき出版)を読み返してみました。
(のちに「社長のノート2」が出版されていますが、「1」のほうです・・・)
この本の中に、昨今の経済環境下において厳しい企業間競争を勝ち抜いていくには、『SKSS』がカギとなるという旨の記載があります。
これについては、2年前にも取り上げさせて頂いておりますが、今回読んだ際にも最も印象に残ったところでありますので、もう一度いかせてもらいます。
この『SKSS』とは、「差別化戦略」・「価格戦略」・「集中化戦略」・「隙間戦略」の頭文字であります。
最低でも、これら4つの戦略のうちのいずれかを推進していかねばならないということです。
言い方を変えれば、この中のどれか一つでも成功すれば、企業は生き残れる可能性が持てるというわけです。
このことは「企業」に限ったことではなく、「個人」についてもいえることであると記してありました。
それぞれを、個人レベルに落とし込むと次のようになります。
「差別化」 → 他の人とは違った長所のある人
「価格」 → コストパフォーマンスの高い仕事ができる人
「集中化」 → 専門分野を持つスペシャリスト
「隙間」 → 他の人がしない仕事ができる人
“のほほ~ん”としていたら、企業も個人も生き残れない時代です。
何もしないで、「嵐が過ぎ去るのを待っていよう・・・」なんて悠長な考えは通用しない、今はそんな時代なのです。
「常に切磋琢磨」、「現状維持は後退である」・・・
これらの言葉を念頭におきつつ、毎日を大切に、かつ、真剣に送っていかねばなりません。
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