武士道

2009.11.01
    

写真は、私が毎日持ち歩いているカバンです。 誰かのサインがしてありますが、このサイン、タレントで大相撲解説者の「舞の海秀平」さんのものなのです。 舞の海さんといえば、以前にアパマンショップの”イメージキャラクター”を務めて頂いていた方でもあります。当時、私は、アパマンショップ東海エリアの広告宣伝部長を拝命しており、舞の海さんと一緒にお食事をさせていただく機会に恵まれました。その際に、サインをして頂いたわけです。 「ついでに何か一言書いてください」とお願いしたところ、書いて下さったのが“武士道”という文字。 私も、この言葉が大好きでしたので、このカバンを毎日喜んで持ち歩いていました。 そうしたところ、ある先輩社長から「ナベちゃん、イメージ悪いからやめたほうがいいよ・・・・」というアドバイス。「なるほど、そういうふうに捉える人もいるんだな・・・」ということで封印していたのです。 ところが最近になって、好んで使っていた「アルミのアタッシュケース」が壊れてしまったのです。新しいアルミを購入しようかとも思ったのですが、このところの”スーパーダイエット”によってスーツのズボンがダブダブになってしまったため、冬物スーツを4着購入したばかり・・・・、そんなこともあっての金欠状態、そこで再登板となったのがこのカバンです。  再度使用するにあたり、改めて”武士道”という言葉について考えてみました・・・・。 ”武士道”、イメージ悪いですかね? 私は、そうは思いません。 一つ前の五千円札の肖像にもなっていた新渡戸稲造(にとべいなぞう)が、1899年に『武士道』という書物をアメリカにて発行しています。新渡戸は、日本人が持つ美しい習慣、思想の源となるものが”武士道”にあるということを発見したのです。 「道徳心」「勇気」「思いやり」「礼儀」「誠実」「名誉」「忠誠」「克己心」などについて愛情を込めた英文にて書き記しました。そう、日本人がもともと持っていたこのような美しい心、また、「大和魂」という精神文化の礎ともいえるような心、今の日本人が忘れている大切な心が”武士道”なのです。 新渡戸稲造の書いたこの本は、その後に世界各国で翻訳出版がなされ国際的なベストセラーにもなっています。そんなところからも、如何にこの”武士道”というものが素晴らしいものかをうかがい知ることができます。今度は、誰が何と言おうが堂々と持ち歩きたいと思っております。