母親は「いちご」、父親は「もぐさ」

2011.07.11
    

昨日から 『大相撲名古屋場所』 が始まりました。 半年ぶりの本場所開催ですが、初日の観客の入りは、昨年の4分の3程度に留まったようです。
昨夜のスポーツニュースで、横綱・白鵬が 「感謝をしながらこの15日間をやっていきたい」と語っていました。 八百長問題等で大揺れだった「日本相撲協会」ですが、今場所は信頼回復に向けて、まさに正念場の場所となりそうです。
 
写真は当社の稲沢店(アパマンショップ稲沢店)の最寄り駅である名鉄本線・国府宮駅のロータリー。 大相撲の”のぼり”が沢山はためいています。
この”のぼり”は人気者の高見盛がいる東関部屋のもの。 中には「絆!届け思い!つながれ力」と、被災地へのエールを込めた一本も翻っています。
(東関部屋は、稲沢市長野の「万徳寺」に宿舎を構えているのです・・・)
この部屋には、学生相撲出身(東洋大学)では史上最も遅い60場所を要して今場所 “十両” に昇進した華王錦も在籍しています。
苦労に苦労を重ねて関取になった華王錦。 人柄もとても優しく、素晴らしい人間性をもった力士のようです。彼のように真面目にちゃんとやっている(やっていた)力士も大勢いるわけです。
ですから、是非とも温かい目で見守ってあげて欲しいと思います。
ちなみに、昨日は高見盛も、そして、華王錦も白星発進! 幸先のいいスタートを切りました。
では、この辺で話を一転させ本題へと移らせてもらいます。 
今日のタイトルをご覧いただいただけでは、一体なんのことだか、さっぱり訳が分からないですよね・・・。
実はこれ、「ツイッター」を通じて知り合い、幾度となく交信をさせて頂いている奈良県の坂本さんから教わったものなんです。
一昨日、私が森信三先生(戦前・戦後を通じて”日本教育界最大の人物”と称される人物)の言葉を用いてツイートしたことがキッカケで、この言葉に繋がりました。
 
私が、昨年読んだ森信三先生の著書 『父親のための人間学』(致知出版社) について触れたのです。 この本において “あるべき父親像” みたいなものがいくつか示されているのですが、私としては、その中でも 「父親は、平生は泰然として、あまり叱言をいうべきではない」 という点を特に意識して子供たちと向き合うようにしていますという旨をDM(ダイレクトメッセージ)にて発信させて頂いたのです。
 
その時に坂本さんから返信いただいたのが以下の言葉です。
 
草冠に母と書いて「いちご」、草冠に父で「もぐさ」です。
母親は甘酸っぱくて、父親は、お灸の「もぐさ」のように、ここ一番というときに効くようにしていれば、家族力道は巧くいくようですよ。
最近は、いろんなパターンがあって、バランスが難しいようですが、ブレないことかと・・・・
 
このメッセージを読んでひどく感銘を受けた私・・・。
例え方といい、その内容といい、”絶妙”だと思いませんか。 早速、お礼のDMを発信させて頂きました。
 
以来、私は “もぐさ人間” を目指しています。
(”ものぐさ” でなくって、”もぐさ” ですからね。念のため・・・・)
家庭内においては、いつ何時もドッシリと構えつつ、いざという時には頼りになる存在、そんな父親でありたいと思います。
この点については、対子供のみならず、対社員という面においてもそうありたいと思います。
そのためにも、常日頃から心を高める努力を怠ってはなりません。 精進、精進・・・。