2011.12.12
    

今年の世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」が、京都の清水寺で発表されました。
今年の漢字は、『絆』(きずな)。
東日本大震災などを受けて、家族や仲間など、身近でかけがえのない人との絆を改めて知ったことなどを理由に、この字が選ばれました。
 
ちなみに、昨年の漢字は何だったか覚えていますか?
昨年は、『暑』。
記録的な猛暑の連続で熱中症にかかる人が続出したことなどから、この字になりましたよね。
これについては、私もスッカリ忘れていました・・・。
 
しかし、今年の漢字 『絆』については、時が経過しようとも絶対に忘れないようにしなきゃいけません!
 
さて、「組織」がその目標を達成する上でも欠かせないのが、この『絆』。
中小企業では、経営者と社員一人ひとりが固い絆で結ばれていないことには壮大な目標は達成することなどできませんし、上司と部下・同僚間にも『絆』がなければ目標達成は叶いません。
 
『絆』とは「人と人との結びつき」のことですが、これは”連帯感”・”チームワーク”という言葉に通じます。
組織に所属するスタッフ一人ひとりが、自分の持てる力を出し切ることは勿論大切なこと。
しかし、それによって「組織」にもたらされる成果は、各人の成果の合算、つまり”足し算”にしかなりません。 それでは「組織」で活動するメリットを活かしきっていることにはなりません。
 
組織の皆が一致団結、同じ目標に向かって力を携えていけば、それによってもたらされる成果は、”掛け算”になるような気がしますが如何でしょう。
 
組織のチームワークを高め、最大のパフォーマンスを発揮するための大前提として、スタッフ一人ひとりの”自立”は欠かせません。
そして、それを促すのが上司(社長を含む)の役目であるわけです。
そのために大切なのは、上司と部下との間の「対話」がシッカリとあることであります。
 
忘れてならないのは、実績をつくるのは現場の最前線に立つ部下たちであるということ・・・。
常日頃から、上司が部下の成長を願い、気遣い、親身になって指導をする。
円滑なコミュニケーションを図っていくことによって、部下は持てる以上の力を発揮してくれるのではないかと思います。
 
“お互いを分かり合う”ということは、「組織」にとって物凄く重要なことです。
どうせ仕事をするなら、理解しあって、信頼しあって仕事をするほうが楽しいに決まっています。
 
自分の職場に「対話」はあるのか・・・?
『絆』と呼べるものが、本当に存在するのか・・・?
今一度、見つめ直してみるいい機会かも知れません。
 
  
※明日および明後日は「東京出張」のため、私のブログはお休みします。次回は15日(木)に投稿させて頂きます。