身になる社員研修

2012.03.24
    

今朝見に行ったアパートの敷地内に立っている「クスノキ」。敷地のほぼ真ん中に立っていました・・・。

写真は、今日の「早朝物確」(※)の際に撮影した『クスノキ』です。
「保存樹」として稲沢市から指定されているようです。
そんな標識が掲げられていました。
 
今朝確認に行ったこの物件は、その敷地のほぼ真ん中部分にこの『木』が立っています。
ですから、その木を避けるような形で3棟のアパートが配置されています。

「保存樹指定」の標識が掲げられていました。「保存樹指定」がされているということは、切り倒すことが禁止されているのでありましょう・・・。 
この物件の老朽化が進んで、建て替えを考えた時は相当の制約を受けることは間違いありません。  
 
この木を「保存樹」として指定するよう申請をしたのは、地主さん(アパートオーナー)なのか、はたまた、稲沢市が一方的に指定したのか、何気に気になってしまいました。
 
さて、今日の本題。
当社では、原則的に毎月第2・第4土曜日の早朝に社員を3つのグループに分けての「研修」を行なっています。 (私が主導し、平成19年6月から行なっています・・・)

昨年からは、繁忙期(1~3月)については社員の体調管理を考慮し休講とさせてもらっています。 ですから、今日も第4土曜日ではありますが開催をしておりません。 
 
しかし、来月4月からは通常通りに戻るため、この一年間、どんな内容の研修をすべきか、いま、頭を悩ませているところです。 
 
「gooリサーチ」が研修成果等について発表しているデータによると、研修後2週間で、なんと50%以上の人が研修で学んだことを忘れてしまっているようであります。
 
この数字は、研修をやっている方からすると実にショッキングなものであります。
 
こうしたデータを勘案すると、次から次へと新しいネタでやるのも考え物です。
情報を入れ過ぎるのではなく、本当に理解して欲しいことに絞って、場合によっては同じテーマで、繰り返し、繰り返し、行なっていくほうが結果的に残るものも多くなるということです。
 
そして、併せて必要となるのが適切なフォローアップです。
「知っていること」と、「できること」というのは、全くの別物でもありますので、学んだことを受講者各人の現場レベルに落とし込んでみること、そして、上手く実践できているところは褒め、上手くできていないところについては指摘をし、確実に本人のものとして身につけてもらうように努めなければなりません。
 
私が最重要視しているのは「フィロソフィー」(考え方・哲学)でありますので、2回に1度は「フィロソフィ」をテーマに据えたいと思っています。
 
さしあたり、再開1回目(4月14日)は、稲盛和夫塾長(盛和塾)の公演CD『六つの精進』を再度聴いてもらい、その意味するところ、その重要性を再認識してもらうつもりでいます。
2回目は、社員からのアンケートの結果、複数名からリクエストのあった「ビジネスマナー」について行なってみようかと思っているところです。
 
具体的な内容こそ決まっていませんが、とにかく今期は「基本」を反復、大切だと思うことにテーマをしぼり、身になる研修を行なっていきたいと考えています。 
 
  
(※)早朝物確とは、「早朝に行う不動産物件の確認」のことです。当社では始業の1時間前、毎週土・日の朝8時半よりこれを行なっています。毎週、毎週、新規の物件がたくさん入ってくるのです。 賃貸でいえば家主様から空室のご連絡をいただいたり、不動産管理会社から空室情報がFAXで送信されてきたり、逆に、こちらサイドから既存の家主様にお電話をして空室の確認をさせていただいたり、また、お取引のない物件での空室を発見した場合は、家主様を調査し、訪問をして斡旋依頼をいただくことにより情報を入手します。 営業担当が、物件の”良いところ”や”悪いところ”を知らないようでは、お客様に自信をもって物件をお薦めすることが出来ません。そういう意味でこれを行っています。