迷ったらやめる

2022.03.01
    


「現状維持は後退である」という言葉があります。ですから、会社を経営している以上、常に何か新しいことに取り組んだり、もしくは、同じことをやるにしても手法を変えたり、より成果の残せるもの、より効率のいいものを模索していく必要があります。

そんなとき、例えば、ある「戦略」を思いつき、いざソレを実行に移すか否か、結論がすんなり出ない場合があります。


そんなときは、「やめる」。

これが、私が取っているスタンスです。


事を始めるに当たり、何の迷いもなく始めた場合には、壁にぶつかった場合でも、何とかそれを突破しようと必死に頑張ることができるはずです。

しかしながら、「ひょっとしたら無理かも・・・」という気持ちが心のどこかにあって始めた場合は、ちょっと躓いただけで、「やっぱり無理だったんだ・・・」と考え、簡単に諦めたりします。 (実は、私自身がそういう経験があるんです);


ですから、何かを検討する場合は、周りの意見に惑わされることなく、自分自身で徹底的に考える。考え、考え、その結果 「いける!」 と大方確信を抱けた段階で Go!! です。

私の場合、会社は小さいですが、一応 「社長」 ですからね・・・。

社長が自信なさげで事を始めたら、社員に不安を抱かせてしまいます。

迷いなく、信念をもって事にあたることが極めて重要だと確信しています。


あ、そうそう。

「迷ったら、何でもかんでも全てやめる」 ということではありませんよ。

一つの戦略を思いつき、それを「やるか否か」で迷って、なかなか結論が出ないような場合は、「スッパリやめる」ということです。


A案・B案、二つの戦略の「どっちを取るか」で迷った場合は、当然のことながら「両方やめる」ということにはなりません。

A・Bそれぞれに「良い側面」があるからこそ迷っているわけですからね。

こういう場合には「成果が出やすい方」を選択するようにすればいい、というか、それが定石だと思います。


上記のことは、「戦略」じゃなく、「買い物」とかで考えると、より解りやすいかもしれません。 ある品物を買うかどうか迷って、なかなか結論がでないときは、「やめる」。

Aという商品、Bという商品、どっちを買うか迷ったときは、買うこと自体は決まっているわけですから、どっちの商品が差し当たって有益(使用頻度が高いか、満足感が得られるか等)を考えて意思決定しましょう、ということです。


兎にも角にも、「やると決めて」から迷っているようではいけませんし、「いざ始めて」から迷っているのであれば、それは最悪。絶対に避けねばなりません。

そんなふうにならないように、意思決定前にはトコトン、徹底的に考える。

そして、「迷い」を完全に断ち切った状態で断行する!!

どうでしょう?

「迷っている暇があるんだったら、まず行動に移せ!」と説く方もおられますが、私はこう考えます。



3月初日となる今日は、当初 「ひな祭り」(桃の節句)をネタに何かを記そうと思い、写真を用意しました。本日ちょうど高校の卒業式を迎えた次女の成長について記そうとも思ったのですが、あんまりプライベートなことを記すのもなぁ・・・。 となると、文章も続きそうにないと思いましたので(要は、迷ったので)やめました。


「アイキャッチ画像」として用いましたのは、昨年のこの時期に某所にて撮影した五段飾りの雛人形です。立派ですよね・・・。

ちなみに我が家で飾っているのは、コレ。 次女の「雛人形」(陶器製)です。

(昨年お嫁に行った長女の雛人形はガラス製です)

リアルな人形は、髪の毛が伸びてくると怖いので決して置きません。 (^^;