部下を持ったら意識すること

2011.03.26
    

本日付け(3月26日付)をもって、複数名の社員に対し 『昇格人事』 を行ないました。
写真は、その内の一人、アパマンショップ中村公園店の「店長代理」に就任した下会所充憲社員。 凛々しい眼差しが印象的です・・・。(本日の同店朝礼にて)
 
そんなこともあり、今日は 「リーダーになったら意識すべきこと」・「部下を持ったら意識すべきこと」 について記してみたいと思います。
昨年、とある会社(社員教育を請け負う会社)から送付されてきたダイレクトメールに、この点について的を得たと言いますか、核心をついた記載がありました。
思いっきり受け売りですが、私自身も同感であり、当社の社員にも是非とも意識して欲しいことでありますので、あえてそれを記させてもらいます。
 
経営者の方であれば分かると思いますが、将来的に “リーダー” に育ってくれることを期待していたにもかかわらず、結局 “候補” で終わってしまうような人材がいますよね。
そのような人たちには、 『4つの共通点』 があります。
 
まず、一つ目。
「部下に気を使い過ぎて、変な仲良し集団を構築してしまう・・・」
二つ目。
「まるで評論家のごとく、会社や上司の批判をする・・・」
三つ目。
「部下を育てるという発想がない・・・」
そして、四つ目。
「漫然と同じことを繰り返している。仕事を進めていく、組織運営をしていく上での創意工夫がない・・・」
 
こういった人たちを、”真のリーダー” として会社が抜擢するようなことはありません。 少なくとも当社では絶対に抜擢したくありません。
運よく「店長」・「課長」になったところで、こうしたことが続くようであれば 『降格人事』 がなされることでしょうし、”経営幹部” といわれるポジションへは間違っても抜擢されるようなことはありません。 そんなことをしたら、会社は成長しないどころか、滅びてしまいます。そして社員みんなが不幸になってしまいます。
ですから、”真のリーダー” を目指す若手社員は、これらを念頭に置くことが大事ですし、既にそうしたポジションに就いていながら、こうしたことに思い当たる節がある人は、直ちに 「考え方」 や 「行動」 を改めなければなりません。
そうでないと、いつしか後輩だった人物が自分の上司になっている・・・、気づけば40歳・50歳になっていて “ほどほど仕事ができる人材” という程度で終わってしまう・・・、そんな悲しい現実が待っているのです。
 
そんなふうにならないために心がける 『5つの原理原則』 があります。
以下にそれらを記しますので、是非とも頭に叩き込んで欲しいと思います。
 
1) リーダーになったら一生懸命に働くのは当たり前。 社長や上司の期待は 「結果はどうなんだ?」 ということ。期待するものは大きく変わっている!
 
2) 部下を持ったら、まず大事なことは「部下とのコミュニケーション」ではない!勘違いをしてはいけない。大切なのは、『社長や上司との報連相(報告・連絡・相談)』 だ!
 
3) 問題が発生してから対応するのは、仕事として当たり前のこと。それで仕事をしているつもりになってはならない。リーダーの仕事は、問題が起きる前に、予見をし先手を打つことだ!
 
4) 部下を持ったからといって、いきなり部下を変えようと張り切りすぎてはいけない。まずは、自分の行動を変えること。自らが”率先垂範”することにより、部下も変わるし、職場の雰囲気も変わる!
 
5) 本当に信頼されているリーダーは優しいだけではダメ。時には、部下に嫌われようとも躊躇することなく叱らねばならない! (”怒る” と “叱る” は違うということに注意)