代案なき反対はしない

2021.03.18
    


一昨日、滋賀県の「おごと温泉・びわこ緑水亭」にて全国賃貸管理ビジネス協会東海支部(愛知・岐阜・三重)の 『役員会』ならびに『新新委員会』(新事業新商品開発委員会)が開催されました。


参加メンバーは事務局長を含め全9名で、コロナウイルス感染拡大防止の観点から各自マイカーにて現地入りし、宿泊も各人が一部屋ずつ、そして、その部屋には “ブライベート露天風呂” が設置されているという、ちょっと贅沢な旅(出張)となりました。


会議の後は 『懇親会』 も行われました。

ここでも三密回避の万全の感染防止対策がとられていましたが、何せ皆が顔を合わせるのは久しぶりのことで全員が喋りまくり・・・。

とても、「黙食」・「静食」とはいきませんでした。

私も例外ではなく、話に夢中で何を食べたかをハッキリと思い出せないくらいです。

近江牛はあったかな・・・? ほんと、思い出せません。(^^;


昨日は親睦ゴルフが組まれており、私と事務局長以外のメンバーは瀬田ゴルフコースへ。

ゴルフを昨年引退した私は、ゴルフ組と同時にホテルを出発、午前10時半には自宅に戻りました。


あ、そうそう。

男性読者の方(特に中年世代以上の方)の中には、不動産屋のオヤジたちが「雄琴温泉」って言うと、あることを想像する人もいるかもしれません。

でも、そういう行動をした人は一人もいませんよ。(いなかったと “思います” )

また、メンバーの中には女性社長も含まれていますし、何といってもこのコロナ禍ですしね。当たり前です!! (^^;


写真は、私の部屋の露天風呂から撮影した「琵琶湖」の風景。“昇るサンライライズ” です。



さて、さて、前置きが長くなりましたが、ここらで本題へ入らせてもらいます。


今日は、当社のフィロソフィーから 『代案なき反対はしない』という項目を紹介させて頂きます。


一昨日の全管協の会合でも、いろんなことが支部長ならびに事務局長から報告され、話し合いが持たれました。

支部長の “山ちゃん”(ブルーボックス山内隆嗣社長/愛知県稲沢市)がフレンドリー、かつ、お茶目なキャラの持ち主ということもあり、周りの面々もリラックス、自由闊達な意見交換がなされる会なのですが、この会のメンバーは普段から 『代案なき反対はしない』 というスタンスで会議に臨んでいます。仮に反対意見を述べる場合であっても、誰もがちゃんと代案を示しているように感じます。


以下は当社のフィロソフィー手帳[ウィズコ・フィロソフィー]の内容です。


会社を運営していく上では、様々な問題が生じてきます。その都度、リーダーは決断を下します。決して思いつきや気まぐれ、自分のエゴで決断をしているわけではなく、「人間として何が正しいか」という判断基準のもと、腹をくくって決断を下すのです。(もし、あなたがリーダーの立場であるならば、そういう姿勢でいなければならないのです。)


リーダーが下した決断が自分の意にそぐわない場合も当然あろうかと思います。自分の意見はハッキリと述べるべきです。反対意見を述べるのも良いでしょう。お互いが、「会社をよくしたい」というスタンスに乗っ取って積極的に議論を交わすのであれば、これは理想的なことです。


しかし、仮に反対をするのであれば、「なぜ反対なのか」その根拠を示し、かつ、代替案を出すべきなのです。ただ単に、感覚的にものを言うのは厳に慎むべきです。そうでないと議論が進みません。反対意見があるのであれば、根拠と代案を示す。それが示せないのであれば、リーダーが決めたことには従う。こういう姿勢でなければ、組織の統制は取れないのです。



当社のフィロソフィーは、全108項目(煩悩の数と同じ)ありますが、そのうちの多くは盛和塾で稲盛和夫塾長(京セラ名誉会長)から学ばせて頂いた内容であり、塾長がつくられた 「京セラ・フィロソフィ」 からほぼ “そのまんま” のカタチで頂戴したものも多く存在します。


でも、この項目は完全オリジナル。 私が会社経営を行なってきた中でつくづく感じてきたこと、こうあって欲しい、あるべきだと感じていたことであります。

特に、このコロナ禍においては徹底すべきスタンスです。


リーダーがスタッフの意見に耳を傾け、それを採用していくことは大事なことでしょう。

でも、それは平時においてのことです。ある程度の失敗も許されますからね・・・。


しかし、こうした “戦時下” のような状況にあっては、リーダーの決めたことには確実に従ってもらわないといけません。

各人が自己主張をし、バラバラな行動をしていたのでは、全員が “戦死” することになりますからね・・・。

代案を持ち合わせているのであればまだしも、それが無いのであれば尚更です。


兎にも角にも、『代案なき反対はしない』 、、、、

これは組織人として強く肝に銘じておくべき大事な心得です。


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今後さらに縮小していくであろう日本の経済。

そんな中にあって、私たちのような小さな会社が生き残っていくための重要なポイントは3つ。それを以下に記して本日の記事を締めさせてもらいます。


➀社員を増やさない経営に努めること

②社員一人一人の能力を高めること

③社員間のコミュニケーションを徹底的に高め結束すること


この3つを重視、実践していくことによって生き残りが可能となりますし、多面的に見て “いい会社” になっていくはずです。


みんな、ピンチはチャンスだ! しっかりガンバろな!!