24日(水)から26日(金)、全国賃貸管理ビジネス協会(通称:全管協)東海支部の研修旅行で「沖縄」に行って参りました。
今回は、その旅行の内容ではなく、滞在中に衝撃を受けた事象について記します。
テレビや新聞で報じられており、読者の皆さんもよくご存じだと思いますが、小笠原諸島の海底火山が爆発、そこから噴出したとみられる軽石が、沖縄・奄美・伊豆諸島に漂着して大問題になっています。
写真は、初日に宿泊したホテルのプライベートビーチに漂着した「軽石」の処理作業の様子。着岸した軽石を掻き集めては掬い上げる、そんな作業をひたすら続けているのだそうです。
この写真を見ても、充分ひどい状況だと思うのですが、前日は更に凄まじい状況だったようで、ほぼ端から端まで数百メートルにわたって漂着があったとのこと。
スタッフの方からお話を伺いましたが、作業をしながら、「キリがない・・・」と嘆いておられました。
私たちは那覇空港のある本島南部から海岸線を北部方面へと向かいましたが、バスガイドさんも海を見ながら驚きの声をあげていました。
本来なら白いはずの砂浜が灰色になっていましたし、青く美しい海上のあちらこちらで見られる茶色い帯(↓)・・・。
ほんの数日前までは見られなかった地域にも漂着が確認され、ほぼ島をグルっと一周、全域に及んでいるのではないか、とのことです。
沖縄地方では、軽石を吸い込んだ船のエンジンが止まり、操業できなくなっている漁業関係者が続出。観光産業でも、シュノーケリングツアーや、船舶を用いた遊覧ツアーが中止となるといった影響が出ているようです。
軽石は、波間に漂ううちに徐々に砕けて砂になり、いずれ沈んでいくようですが、今回の海底爆発は規模が凄まじく(戦後最大級)、それにどれくらいの時間を要するのかが見通せないというのが悩ましいところです。
また、軽石は黒潮に流され、西日本や東日本の沿岸にも接近する可能性もあるとされており、今後の動向が気になります。
自然を相手にすると我々人間の力は如何に無力なのか・・・、思い知らされます。(^^;
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