本日、「夏の甲子園」決勝戦が行われました。
結果は8対1で仙台育英が勝利、初優勝です。深紅の大優勝旗が「白河の関」を越えて東北の地に初めて降り立つこととなりました。
仙台育英学園高校硬式野球部の皆さん、また、同校関係者の皆さん、優勝おめでとうございます!!
仙台育英、強かったですね! 同校が決勝に進むのは、かなりの確率であるだろうと思っていました。 3回戦に進んだ16チームの中では、大阪桐蔭の力が抜きん出ており、もしこれに勝てるとしたら仙台育英ぐらいだろうなぁ、、、と思っていましたので、決勝進出はある意味順当だともいえます。
一方の下関国際は全くのノーマーク。私がそうであったように、この学校の決勝進出を誰が想像できたでしょう・・・。 そんな中での「準優勝」です。胸を張ってください!!
同校は、準々決勝で “絶対王者” の大阪桐蔭に勝利したことで「勢い」に乗りました。
準決勝ではその「勢い」をそのままに、春の準優勝校・近江(滋賀)も撃破。
これで世間の注目度もマックスです。一時、同校のホームページにアクセスできないような状態でした。(私も検索しましたが、見れませんでした・・・)
野球においては、チームの「勢い」とか、試合の「流れ」が勝負を分けることがままあります。
点が入らないときは、なかなか点が入りません。ピンとした空気が張り詰め、重苦しい試合展開となります。
しかし、ひとたび1点が入ると雰囲気が一変することがあります。
相手投手が四球を出したり、立て続けにヒットが出たり、今までの重苦しいムードは一体何だったのかとばかりに2点、3点、時に大量点が入ることがあります。
この大会でも、準決勝の「仙台育英×聖光学院(福島)」で2回表に勢いに乗った仙台育英は一気に11点を取って早々と勝負を決定づけました。
「勢い」に乗ったシーンで個人的に最も印象に残っているのは、今から13年前(2009年)の決勝「中京大中京(愛知)×日本文理(新潟)」の一戦です。
4対10で迎えた9回表、6点を追う日本文理は2アウトから5点を奪い、あと一歩のところまで中京大中京を追い詰めました。最後の打球も快音を発しましたが、野手の正面をつきゲームセット。
この9回表の攻撃は、甲子園球場全体を味方につけ戦ったという感じでした。私もテレビに釘付け、愛知が地元でありながらも、この場面では日本文理を応援していました。
このように、チームに勢いがついて、試合の流れも自軍に傾いてくると、選手の士気も高まってきます。「絶対オレも続いてやる!」・「よし、もう1点いこうぜ!」といった感じになってきます。勢いに乗った選手たちは緊張感からも解き放たれ、動きはキビキビ。
また、それが追い詰められた状況、逆境からの頑張りであった場合は、周りからも応援されるようになります。まさに “正のスパイラル” です。
これは、何も野球に限ったことではありません。
仕事においても、「勢い」は大事です。
チーム(自部門)の誰かが難しい仕事を成し遂げたり、ライバルとの戦いに勝利したりすると、士気が向上、チームに勢いがつきます。
そして、それに追随するように別のスタッフが成果を上げ出すと、その勢いも更に加速、チーム全体としての目標数字をクリアし、“達成感”を味わうことにもなります。
チームのコミュニケーションも活性化され、協力体制も強化されます。結果、“素晴らしいチームワーク”が実現することとなります。そうすると仕事が余計に楽しくなり、ますます成果もあがるという “正のスパイラル” に・・・。
また、一個人の仕事の進め方についても「勢い」は大事です。
迅速かつ着実に目の前の仕事を片付けていく。一つ、また一つと仕事を片付けていくのです。
そうすると仕事のスピードに勢いがついていきます。時間の経過を忘れるほど仕事に集中し、気づけば自分でも驚くほどの成果があがっていたりします。
通常なら時間のかかる仕事であっても、勢いさえあれば、瞬く間に終わらせることができるでしょう。
勢いを大事にすることで、自分の限界を超えた仕事をすることにも繋がります。
それにより自分自身に実力も付き、自信も付きます。
ですから、「勢い」を大事にしましょう!
勢いがない場合は、(意識して)勢いを作りましょう!!
良い流れ、良い風に乗って大きな成果に結びつけて参りましょう!!!
写真は、今大会の3回戦で浜田高校(島根)に勝利し、校歌を歌う下関国際ナインです。このとき、このチームが「準優勝」をするとは夢にも思いませんでした・・・。すごい!
改めまして、下関国際高校の皆さん、準優勝おめでとうございます!!
感動をありがとう!!!
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