仕事で成果を上げるようになってくると、周りの人から褒められることも多くなります。
それにつれ、会社からの評価も上がり、必然的に役職も上がっていくことにもなります。
そんなときに陥りがちな “過ち” があります。
その人の性格によるところもありますので、決して一概には言えませんが、それは「失敗しちゃいけない」とか、「カッコ悪いところを見せたくない」というふうに思ってしまうことであります。
こういう思いを抱くようになると、大きな溝に嵌まり込む危険性があります。
挑戦することを恐れるがために、成長が止まることになってしまうからです。
そもそも、優れた人ほど多くの失敗をしているものです。
それは、それだけ新しいことに挑戦しているということなのです。
当社「フィロソフィー手帳」の巻末部分には 『自戒』 と称する “五つの心得” が記してあります。また、その心得は額に入れて私のデスク横にも掲げてあります。
その中に「行きづまりが多いのは、自分が裸になれないからだ」というものがあります。
役職が上がったからといって、また、いつも優秀な成績を収めているからといって、常に「できる自分」・「カッコいい自分」を装う必要は全くないのです。
時には、自分を落とすことのできる(バカをやれる)くらいでないといけないような気がします。
逆にそのほうが、周りからの評価も上がっていくのではないでしょうか・・・。
カッコをつけないほうが、逆に “カッコいい” こともある、その方が周りからの共感を呼ぶことも多いものです。
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