私も含め 「人間」というものは、とかく易きに流されがち・・・。 楽(らく)な方へ、楽(らく)な方へと傾いていくものです。
人間には”煩悩”(ぼんのう・本能)というものがありますので、致し方ないことかも知れません。 それも悲しい人間の性(さが)だと言えるのでしょう。
しかし、我々”企業人”は、お給料の対価として「成果」を求められるものでありますので、そんな”煩悩”を抑えていくように努めなければなりません。
では、どうすればいいのでしょうか・・・?
その要諦は、「具体的な目標を立てること」でありましょう。
盛和塾において、稲盛和夫塾長が説かれる 『経営の原点12ヶ条』 の”イの一番”(第1条)に掲げられているのが、「事業の目的・意義を明確にする」 というものです。
これが確立されていないと、その時々において誤った(エゴに満ちた)判断を下しかねないことにもなります。
そして、ここの部分さえシッカリと押さえていれば、それ相当の目標、「具体的な目標」を設定することにもなるはずです。 (ちなみに、『経営の原点12ヶ条』でも、「具体的な目標を立てる」 という項目が第2条となっています・・・)
上記のことは、なにも会社経営についてのみ言えることでは決してありません。 私たちの日常生活全般において当てはまることだと思います。
「仕事」でも、「趣味」でも、「遊び」でも、『具体的な目標』 がハッキリしたらしめたもの・・・。
時間が惜しく感じるようになり、ダラダラとした計画性の無い行動、行き当りばったりの行動などはとらなくなるのではないでしょうか。
『具体的な目標』をもって毎日を送っている人と、ただ漫然と毎日を送っている人とでは、五年・十年というスパンで見ると「仕事や人生の結果」において雲泥の差がついていることでありましょう・・・。
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