写真は、”食器洗い” をする二女(7歳)。 昨日帰宅をしたら、”踏み台” に乗って一生懸命お皿を
洗っていました。
ここ数日、こうした光景をよく目にします。
「夏休みの宿題の一つなの?」 と妻に尋ねたところ、そうでもないようです。
テレビを見ながら ゴロゴロ・ダラダラ していては太ってしまうので、”ダイエット” として皿洗いを
しているのだとか・・・。
これでダイエットになるとは思えませんが、「いいことだなぁ」 と感じました。
私は、『家庭』 というのは、「心身安息の場」 であると
同時に、「人間形成の場」 でなければならないと考え
ています。
家庭教育において親の果たす役割・責務は実に重大
です。 特に “母親” の果たすべき責任は、大きなもの
があろうかと思います。
この “食器洗い” も、「ダイエットにもなるから・・・」 と
いうのは、キッカケ作りに過ぎず、妻が子供の教育(し
つけ)を考えて勧めたものなんだろうと理解しています。
子育てに関しては、何かと “母親” である妻に委ねる部分が多いわけでありますが、”父親” である私自身は 「傍観者」 であればいいのかと言えば、決してそうではなく、良き 「後援者」 でなければならないと思っています。
戦前・戦後を通じて日本の教育界最大の人物と評される森信三(もりしんぞう)氏は、
『家庭は躾(しつけ)の道場である』 と述べておられます。
森氏は、「躾の3ヶ条」 なるものを提唱されており、この3つの躾が真に徹底すれば、もうそれだけで “人間” としての軌道に乗ったも同然であると仰っています。
参考までに、その 「3ヶ条」 を以下に記させて頂きます。
一、 必ず朝の挨拶をする子にすること。
二、 親に呼ばれたら必ず 「ハイ」 とハッキリ返事ができる子にすること。
三、 履物を脱いだら必ず揃え、席を立ったら必ず椅子を入れる子にすること。
簡単なようで、これを徹底させるのはなかなか難しいのではないでしょうか・・・。
親の力量を試されるところであります。
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