「約束は必ず守る」 ウィズコ・フィロソフィー

2011.05.22
    

「成功する経営者の条件は、約束を守ることだ」 とある上場企業の社長が語っておられる記事を目にしました。

「約束を守るなんて、当たり前のことだろ・・・」 と思われる方も多いかも知れません。 
では、あなたは 「この1年間、約束を1度も破ったことはない!」 と断言できますか・・・?
そんなふうに断言できる人は、いったい何人いることでしょう?

一口に 「約束」 といっても、いろいろあります。
仕事の「約束」、遊びの「約束」、重大な「約束」もあれば、軽い気持ちで口に出したような「約束」もあるでしょう。
そんな観点からすると、私自身もこの1年で何度か「約束」を破ったことになります・・・。

“遊び” の「約束」だから、そんなに重く考えなくてもいい と思う向きもあろうかと思いますが、決してそうではないと思います。
「約束」をした日に、急遽、はずせない重要な “仕事” が入ってしまったり、”病気” を患ったような場合は致し方ないかも知れません。
でも、そんな場合であっても、相手に対し心からのお詫びを申し伝える必要がありますよね・・・。
決して 「仕事だから、しょうがないだろ!」 みたいな態度を示してはなりません。
そんなところから、”信頼” という かけがえのない財産を失ってしまうことに繋がりますので、充分に注意をしたいところです・・・。

 

当社には 『ウィズコ・フィロソフィー』 という経営理念手帳が存在します。 盛和塾において学ばせて頂いたことをベースとし、一部 『京セラ・フィロソフィ』 を真似させて頂きながら平成20年11月に私が書き上げたものであります。 全部で108項目あって、これは “煩悩”の数 と同じに数になっています。
社員のベクトルを合わせることを目的として、各部署の朝礼時に基本的に毎日2項目ずつを皆で輪読をし、感想を述べ合うことにより意思の統一を図っているところです。

さて今日は、『ウィズコ・フィロソフィー』 の中にこれに関連する項目が存在しますので、それを以下にご紹介させて頂きます。 
「約束は必ず守る」
[当たり前すぎてここで述べるようなことではないかも知れませんが、あえて触れてみたいと思います。お客様相手であろうと、社内社員間であろうと約束したことは必ず守らねばなりません。ビジネスの世界で最も大切なことは信頼されることです。すべてのビジネスの始まりは信頼関係をつくることです。どんなに小さなことでも約束をした以上、それを守ることが重要です。時間に遅れるようなことは問題外です。それこそ、信頼関係は一気に崩れ去ります。小さな約束を守れない人に大きな仕事などできるはずがないのです。他人との約束を守るのは当然のことですが、本当の約束は”自分との約束”をも守ることなのです。たとえば、私たちが仕事や勉強に着手するにあたっては、必ず計画を立てるはずです。計画を立てたということは、そのように進めることを約束したということなのです。ですから、最後まで計画どおりに遂行していかねばならないのです。「決めたことを、決めたとおりに、決めたときまでに」進めていくことが極めて重要です。]

※写真は、「中村公園店」における輪読の様子。 今朝はちょうどこの項目を輪読しました。
※『京セラ・フィロソフィー』には、上記の項目は存在しません。