「純粋に楽しむ」ウィズコ・フィロソフィー

2010.08.07
    

今日は、「早朝研修」 の日。 当社では、社員を3つのグループに分けて研修を行なっています。
原則的に、毎月第2・第4土曜日の朝8時から約1時間半に亘り、本社においてこれを行なって
います。 この研修を担当させて頂いているのは、基本的に私であります。

今日は、第1土曜日でしたが、お盆休みの絡みもあり、イレギュラーでの開催です。
今回は、「第3グループ」 に割り振られている社員を対象とし、主に 「フィロソフィー」 に関して
これを行ないました。
盛和塾の稲盛和夫塾長(京セラ名誉会長・日航会長)が、2年前の10月に開催された 「ニューヨ
ーク市民フォーラム」において語られた 「人は何のために生きるのか」 というテーマの講話CD
を聞いてもらい、感想文を書いてもらうという形でこれを行ないました。

当社では、社員のベクトルを合わせることを目的に 「フィロソフィー手帳」 を作成し、毎日の朝礼時
に、これを輪読し、感想を述べ合うという形で理念の浸透に努めています。
今回の講話CDは、この手帳の中で説いていることが、ふんだんに盛り込まれている内容でもあ
りました。
 
稲盛塾長の肉声を通して 「生きる目的」 について学んだわけでありますが、この講話を聞いた
社員一人ひとりが、何らかの “気づき” 、新たなる “気づき” を得てくれたとすれば、経営者として
嬉しい限りであります。
 
 
 
さて、ここからが今日の本題。 今日は、ここまでの流れもあり 「フィロソフィー」 についてです。
 
先日、会社のみんなで 『デイキャンプ』 を楽しんだという旨のことを書かせて頂きました。
社員とその家族を合わせ、40名ものメンバーが参加をしてくれたことについては、心から嬉しく感
じています。
今回の 『デイキャンプ』自体 は、”強制参加” のようなものではありませんでしたので、そういう観
点からすると、本当に多くの人が集まってくれたわけです。
 
でも、私の理想は「全員参加」。
今後行なわれる社内イベントについては、たとえそれが “任意参加” のものであったとしても、
理想は 「全員参加」 であります。

中には、何らかの事情でどうしても都合がつかないという人もいるでしょう。
そういう人はやむを得ませんが、そうでない場合は極力参加をしてもらいたいと考えております。
その理由たるものが当社の経営理念手帳 「ウィズコ・フィロソフィー」 の最終項(第108項目)
に記載されています。
今日は、それを記させて頂きます。

 
「純粋に楽しむ」
[一つ一つのシーンを純粋に楽しむこと、これは仕事をしていく上でも、人生を送っていく上でも、決して忘れて欲しくない姿勢です。 たとえば、予期せぬ配置転換で未知なる仕事に従事することになった場合は不安もあるでしょうし、置かれた立場によってはプレッシャーも感じることでしょう。 しかし、それを純粋に楽しむことが大切です。 また、「社員旅行」や「レクリエーション」、「慰労会」・「コンパ」といった社内行事もそれぞれに意図があって行なわれるものです。その部分をよく理解し、たとえそれが自分にとって苦手なもの、未経験で自信が持てないものであっても、積極的に参加をし、その場その場を存分に楽しむことが大切です。 いづれにしてもやらねばならないことならば、前向きな気持ちで臨んだほうがいいに決まっています。つべこべ言わずに純粋に楽しむのです。 気持ちの持ち方によって、それが、つまらなくも、楽しくもなるものなのです。 一人一人がこういった姿勢を持ち続けることによって、組織に一致団結の雰囲気が醸成されるのです。]