【渡辺の本棚】 「命の授業」

2010.08.08
    

今日ご紹介させて頂きますのは、「命の授業」(腰塚勇人・ダイヤモンド社)。
 
中学校の体育教師であった著者が、スキーで転倒。首の骨を折って、首より下が全く動かなくな
ります。 医師からは 「一生寝たきり」 と宣告され、その絶望感から、舌を噛んでの自殺を試みた
こともある腰塚氏。
奥さんや両親、お兄さん、そして、同僚の先生や教え子たちといった自分の周りに存在する多く
の人々からの応援。 その中から感じ取った「感謝」の心、そして、「自分を必要としてくれる人が
いるんだ」 ということを強く認識できたことにより、腰塚氏は奇跡的な復活を遂げてゆきます・・・。
延べ30万人が泣いたといわれる奇跡と感動の実話であります。
 
 
腰塚氏は、この事故を経験し、自分で 「5つの誓い」 を立てます。
 
 ① 「口」は・・・、人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう。
 ② 「耳」は・・・、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう。
 ③ 「目」は・・・、人のよいところを見るために使おう。
 ④ 「手足」は・・・、人を助けるために使おう。
 ⑤ 「心は」は・・・、人の痛みがわかるために使おう。
 
 
自身の経験を通じて得た気づきを 「講師」 として周りに伝えている腰塚氏。
7月8日(木)放送のテレビ番組 『奇跡体験!アンビリバボー』 に取り上げられ、以来、講演依頼
が殺到しているようです。
 
個人的には、「今の幸せに気づくことから夢は広がる」 というフレーズが強く印象に
残っています。
興味が沸いた方は、腰塚氏のオフィシャルサイト 『命の授業』 (←クリック)を覗いてみて下さい。
2つの動画がアップされていますので、まずは、これをご覧いただくといいと思います・・・。