「自己資本比率」を高める

2011.03.10
    

つい先日、知り合いの不動産会社社長から、私(当社)宛に 「賃貸アパートを一棟買わないか?」 という打診がありました。
 
口頭で聞いた利回りは決して悪くはなかったのですが、お断りをしました。 
余程の高利回りであれば真剣に考えたのかも知れませんが、多少利回りがいいような程度では購入するつもりは毛頭ありません。 
収益物件の仲介も手がけている会社の代表が言うべきことではないかも知れませんが、これからの時代は 「いかに借金を抑えていくか」、これが重要なんだろうと考えています。
 
今までは、借金をして 「設備投資」、または 「不動産投資」 をすることが正しい経営選択の如く論じられていました。
しかし、これらは経済が右肩上がりで成長していくことを前提とし、または、不動産価格が上昇することを前提としていました。
  
でも今後は、企業の年間粗利額を超えた借金はNGだと考えています。
従来のように 「借金は財産のうち」 なんていう時代は、とっくに終わっており、低金利だからといって安易に借入金を増やす時代ではありません。
  
『売上』 は「・・・だろう」、『借金』 は「現実」 この点を忘れてはなりません。
これからの経営において重要なのは 「如何に自己資本比率を高めるか」、 これがポイントだと認識しています。 
当社も将来的には、必ずや “無借金経営” を実現したいと思います!!