「Go To キャンペーン」延期すべし!

2020.07.14
    

今日は、来週22日から開始される予定の『Go To キャンペーン』について。


これの正式名称は『Go To Travel キャンペーン』で、新型コロナウイルス感染症の流行収束後の一定期間限定で、国内の人の流れを作り出し、それにより地域の活性化を図ることを目的としたキャンペーン。観光業、運輸業、飲食業、イベント・エンターテイメント業等を対象に、補助金の支出により需要喚起を目指そうという施策です。


いま、東京都のコロナ感染者数はうなぎ上り、一昨日まで4日連続の200人越えでした。


昨日は119人にまで減少しましたが、これはPCR検査数が大きく減ったからに過ぎません。聞くところによると、一昨日までは3000件以上の検査を行なっていたのが、昨日は500数件の検査にとどまったのだとか。その辺を鑑みると本日発表される感染者数は間違いなく200件を超えてくるでしょう。


そんな中、『Go To キャンペーン』・・・?

とんでもない話だと思います。


昨日のTVニュースで見ましたが、このキャンペーンを延長することについて、政府関係者の中には「今更延期はできない」なんて声があったんだとか・・・。


そんなことはない!やめられます(延期できます)よ!!

関係者の方々に事情を説明して「ごめんなさい!」と言えばいいんです。


確かに観光業界等に身を置く皆さんにとっては推進して欲しい施策でしょう。


でも、これによる人の移動で首都圏から日本全国に感染が拡大した折には、再度の「緊急事態宣言発令」ということだってあり得ます。

そうなったら、最悪です!!

いま、延期を決めればそこまでの事態は避けられるかも知れません。


関係者の方々(業界の方、既に旅行の手配を済ましている方)もわかってくれるはずです。

だって、こんな状況なんだから・・・。


昨日、青森県むつ市の市長が「今こんな時期に、これを強行し全国へ感染が拡大した場合、これは天災ではなく人災だ」という旨の発言をされていました。

私も全く同感です。


一昨日、私もTwitterでツイートさせてもらいましたが、タイミングが悪すぎです。

絶対に延期すべきです。


「今更やめられない(延期できない)」から予定どおり進めるなんてことは絶対に間違っています。


政府関係者の中にもそう思っている人は大勢いるはずです。


朝令暮改、全然ありです! 政府はそれについて恥じることはありません。


国民全体のことを考えたら、今やるべきではありません。

このまま突き進んだら必ず後悔します。

「Go to Travel(旅行)」のはずが、「Go to Trouble(問題・困難)」になってしまいます。


繰り返します。朝礼暮改、全然あり!


時期を見なおし、仕切り直しましょうよ!!


ある方面からの批判を浴びながらも、正しいことができるリーダー、そんな決断力があるリーダーこそが “本物のリーダー” だと思います。