『報・連・相』ホウレンソウ

2010.04.24
    

『報告』・『連絡』・『相談』  これらは組織を活性化する上でとても大切なものです。
仕事を円滑に進めていくため、そして仕事上の問題を発見し、解決していくためにも
『報・連・相』 は欠かせません。
当社も、この件に関しては早朝研修等で幾度となく取り上げてきています。
しかしながら、なかなか上手く実践できていないというのが正直なところです。
 
では本来、『報・連・相』 はどうあるべきなのでしょうか・・・?
 
「ちゃんとやってくれたかなぁ・・・」、こんなふうに相手に思わせてはなりません。
「あの件、どうなっている?」 と聞かれるようでは失格です。
 
当社でもよくある例ですが、私がある社員に対し指示を出したとします。
指示を受けた社員は、その処理を迅速に完結させているのです。
なのに、その 『報告』 がないわけです。  
 
指示されたことを迅速かつ抜かりなく的確に処理したにも関わらず、その『報告』がないがため
に、私はその社員に対し不安感を抱くことになるのです。
こんなことで評価を下げるのは、勿体無いことこの上ありません。
 
指示・命令・伝達事項を受けた時は、『報告』 をもって終了である ということを徹底する
ことが大切です。
 
逆に、社長や上司の関心事を把握し、聞かれる前に報告するぐらいの ”報告名人” を目指して
欲しいものだと思います。
 
また、「イヤな予感」 を大事にするということも忘れてはなりません。
悪い結果になる前に、「まずい」と感じたら、ちょっとでも嫌な予感がした時点で、すぐに
『報告』や『連絡』、『相談』をするということが大切です。 
 
報告や相談を受ける側も、「他にはないかい?」 と付け加えるようにすると、一層良いですよね。
 
あ、そうそう。
『報告』 と 『連絡』 の違いは何だか分かりますか?
 
この二つ、似ているようで違うのです。
簡潔に言うならば、 『報告』 は「義務」 で、 『連絡』 は「気配り」 ということになります。
 
気配りのある『連絡』は、売り上げを増やしたり、ミスを減らしたり、チームワークを良くしたり、
職場のレベルを大きく引き上げることに繋がります。 
しかし、見方を変えれば、『気配り』であるがゆえに、面倒なこともあるわけです。
一人ひとりが、この気配りのある『連絡』をどれだけできるかということが、社内社員間の信頼
関係向上に寄与していくことにもなるのです。 
 
この「気配り」のある『連絡』をどの程度行えているか?
これを機会に自分自身の行動を振り返ってみると良いかもしれませんね・・・・。