本日7月4日、大相撲7月場所が2年ぶりに「名古屋場所」としての初日を迎えます。
今場所は、怪我のため6場所連続休場した横綱白鵬が進退をかけて土俵にあがりますし、大関照ノ富士にとっては綱取りを懸けた大事な場所となります。
それぞれが良い結果を出せるといいなぁ、と思っています。
(※写真は、4年前の名古屋場所で撮影したもの。全盛時の白鵬です)
実は私、“大相撲ファン”なのです。小学生だった頃は、“大”の大相撲ファンでした!
友達からは「年寄りくさい」みたいなことを言われたこともあります。(^^;
横綱北の富士と琴櫻が引退し、横綱輪島と若き横綱北の湖がしのぎを削った「輪湖(りんこ)時代」と言われた頃です。 当時、北の湖は憎たらしいくらい強かったです。
父から「大相撲大百科」という本を買ってもらい、隅から隅までむさぼるように読んでいました。 全ての関取(十両以上)の出身地(町名まで)と所属部屋をパッと言えるくらいハマっていました。
その「大相撲大百科」、十両力士の紹介ページの中には、後の大関琴風(現 尾車親方)や千代の富士の名前・写真がありました。千代の富士は、この本の最後の最後に載っていた記憶があります。 あの小さな身体で後世に語り継がれる“大横綱”になろうとは、当時は微塵たりとも思いませんでした・・・。
その頃、私の “推し力士” は誰だったかといいますと、北の湖でも輪島でもなく、当時絶対的な人気を誇っていた大関貴ノ花でもありません。
それは、この人。元大関大受です。↓(ベースボール・マガジン社 BBM Sports より)
派手さは全くありませんでしたが、大受のブルドーザーのような押し相撲が大好きでした。
現役時代を知らなくても、朝日山親方として審判席に座っていた姿を思い出す方は多いと思います。(シリコン注入のため頭部が尖っていたあの親方です)
熱狂的な大相撲ファンだった私ですが、大受が引退してからは徐々に熱も冷め、単なる一ファン程度に。しいて言えば、小兵の千代の富士が大きな相手を倒すのに喝采を送るぐらいでした。
千代の富士が引退してからは「若貴ブーム」に乗ることもなく、大相撲に特別関心を寄せることもなかったのですが、ここ数年、友人であるBB社のY社長が本場所観戦に誘ってくれるようになってからは、また少しづつ興味を持つようになりました。
私の “推し力士” は、このところ大躍進!!
入門時から応援していた正代は大関に昇進しましたし、立浪部屋にちゃんこを食べに行った際に、握手しながら激励した明生(めいせい)は当時十両力士でしたが、今場所 “新小結” に、そして、“イチオシ”の若隆景(わかたかかげ)も同じく新小結に!!
今場所は楽しみでなりません。
実は、若隆景のおじいちゃんは昭和20年代から30年代にかけて活躍した元小結若葉山。“足取り名人”と評される小兵力士でした。
引退後は、私の自宅からほど近い名古屋市中村区で「ちゃんこ若葉山」というお店を経営していたんです。
私の父がお気に入りの「ちゃんこ料理店」でしたので、家族皆でしばしば食べていっていました。
若隆景のおじいちゃん(私は当時、“親方” と呼んでいましたので、以降 “親方” と記します)が、「はい、漢方薬。コレ飲みなさい。元気になるよ!」と言って、ちゃんこのだし汁に日本酒を混ぜたものを毎回私に勧めてくれたのを思い出します。
当時は私(当社)がまだアパレル事業と不動産業を掛け持ちしていた頃(不動産事業に参入した頃)でした。親方と女将さんが、父(当社)が経営していたブティックに買い物に来てくれたり、親睦を深めていたんです。
女将さんがお孫さんの話をよくされており、「孫たちが夏休みに名古屋に遊びに来た際には長島スパーランド(三重県)に連れていく」という旨の話をされていました。
その3人の孫の一人(三男)が若隆景なのです!!
上の二人も角界入り(荒汐部屋)しており、次男は十両若元春、長男は幕下若隆元です。
テレビの画面越しに若隆景を見ていると、親方(おじいちゃん)の面影が・・・。顔立ちがとても似ています。
今回の三役昇進(小結)を天国の親方(おじいちゃん)はとても喜んでいるに違いありません。
今場所は現地観戦する機会はありませんが、テレビを通じて若隆景の活躍を見守りたいと思います。 がんばれ、若隆景! おじいちゃんを超えろ!!
最後に「若隆景」の四股名の由来を調べましたので記しておきます。
「若」は、おじいちゃんの元小結「若葉山」と父で元幕下力士だった「若信夫」(わかしのぶ)から、「隆景」は戦国大名の毛利元就(もうりもとなり)の三男で、豊臣政権の大老に出世した小早川隆景にちなんで付けられたのだそうです。
若隆景の2人の兄も、小早川隆景の2人の兄、毛利隆元と吉川元春に由来。
三男の若隆景が入門したのを機に改名したということです。
私は、「わかたかかげ」という四股名は舌を噛みそうですし、小結昇進を機におじいちゃんの「若葉山」を襲名したらいいのになぁ・・・と思っていました。
でも、そういう由来であるならこのままの四股名で行くほうがいいですね!
逆に印象に残りますから・・・。
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