あいち朝日遺跡ミュージアム[愛知県清須市]

2021.10.22
    


一昨日、新潟から妻の両親が我が家にやってきました。

今から14年前、義父が「人工膝関節」の手術を北名古屋市にあるクリニック(整形外科)で受けているのです。以来、その経過観察のため、同院を半年の1度のペースで訪れることになっているのですが、コロナウイルス感染拡大の恐怖から3度にわたりスキップ。今回が1年9ヶ月ぶりの診察となりました。


せっかく来てもらいましたので、食事以外にもどこかに行こう、ということで歴史好きの父が喜びそうな場所として思い浮かんだのが、地元「清須市」にある『あいち朝日遺跡ミュージアム』です。

これは、昨年11月22日に開業した考古博物館で、清洲貝殻山貝塚資料館と一体整備されている施設であります。

私自身、訪れたのはこれが始めてで新鮮な感じがしました。地元過ぎると、なかなか行かないことって多いですよね・・・。


「朝日遺跡」とはどんなものなのか、ウィキペディア(Wikipedia)の記載内容をベースに記させていただきますと・・・・


愛知県清須市・名古屋市西区にまたがる弥生時代の東海地方最大級の環濠集落遺跡(縄文時代末期から弥生時代を中心に栄えた集落遺跡)で、範囲は東西1.4キロメートル、南北0.8キロメートル。推定面積は80~100万㎡にも及び全国でも有数の規模の遺跡。


ここでは、集落間の闘争の歴史と住民の生活の変化とその状況の両方を知ることができます。特に弥生時代中期の初頭~後半にかけては、他の集落の住民の襲撃に備え、強固な防御施設を建設していることがわかります。


それは、環濠、柵列、逆茂木、乱杭などで、集落を二重、三重に囲む強固なものでありました。これらは、弥生時代のものとしては日本で初めて発掘されたもので、今でも日本の弥生中期遺跡としては最大級のものとなっています。


これらの防御施設の発見で、集落が城塞的な姿であったことが分かり、それまでの牧歌的な弥生時代のイメージを「戦乱の時代」へと大きく変える根拠になりました。

また、方形の墓制(方形周溝墓跡)も発見されており、古墳時代へ変遷の萌芽を窺い知ることができます。


どうですか? 

正直、私はあまりピンと来ませんが、殺伐とした現代社会からしばしタイムスリップし、古代ロマンに浸ってみるのもいいかも知れませんよ・・・。



【アクセス】

公共交通機関をご利用の場合は以下のとおり。

★名鉄名古屋本線「新清洲」駅 徒歩22分

★JR東海道本線「枇杷島」駅 → 東海交通事業城北線 「尾張星の宮」駅 徒歩9分 ※「尾張星の宮」駅から、きよすあしがるバスを利用可。

その場合は、「ピアゴ清洲店前(あいち朝日遺跡ミュージアム)」下車 徒歩2分

★JR東海道本線 「枇杷島」駅 → きよすあしがるバス に乗車も可。


上記のように、なんだかんだ不便ですので、やっぱり車を使うのがいいです。

★名古屋第二環状自動車道 「清洲東IC」から約1分

★名古屋高速道路 「清須」出口から1分