カッコつけない

2012.04.09
    

私のデスクの横に掛けてある額。『自戒』です。

仕事で成果を上げるようになると、周りの人から称賛されることも多くなります。
それにつれ、会社や所属団体からの評価も上がり、必然的に役職も上がっていくことにもなります。
 
そんなときに陥りがちな”過ち”があります。
 
その人の性格によるところもありますので決して一概には言えませんが、「失敗しちゃいけない」とか、「カッコ悪いところを見せたくない」とか思ってしまうこと・・・。
 
こんなふうに思い込んでしまうと大きな穴に嵌まり込む危険性があります。
「失敗しちゃいけない・・・」と思い込むようになると、成長が止まることになってしまうからです。
 
そもそも、優れた人ほど多くの失敗をしているものです。
それだけ新しいことにチャレンジしているということなのです。 
 
「カッコ悪い自分を見せたくない」と思うようになると、失敗を恐れるようになってしまいます。
そうすると、成長が止まっちゃうというわけです。
 
私のデスクの横には『自戒』と称する五つの心得が、額に入れて掛けてあるのですが、その中に「行きづまりが多いのは、自分が裸になれないからだ」というものがあります。
役職が上がったからといって、また、周りから一目置かれるようになったからといって、常に「できる自分」・「カッコいい自分」を装う必要は全くないのです。
 
時には、自分を落とすことのできる(バカをやれる)くらいでないといけないような気がします。
逆にそのほうが、周りからの評価も上がっていくのではないでしょうか・・・。
カッコをつけない方が、逆に”カッコいい”こともある、そのほうが周りからの共感を呼ぶことも多いものです。