カッコつける必要なんてありません!

2022.10.07
    


仕事で成果を上げるようになってくると、周りの人から褒められることも多くなります。

それにつれ、会社からの評価も上がり、必然的に役職も上がっていくことにもなります。


そんなときに陥りがちな “過ち” があります。

その人の性格によるところもありますので、決して一概には言えませんが、それは「失敗しちゃいけない」とか、「カッコ悪いところを見せたくない」というふうに思ってしまうことであります。

こういう思いを抱くようになると、大きな溝に嵌まり込む危険性があります。

挑戦することを恐れるがために、成長が止まることになってしまうからです。 


そもそも、優れた人ほど多くの失敗をしているものです。

それは、それだけ新しいことに挑戦しているということなのです。


当社「フィロソフィー手帳」の巻末部分には 『自戒』 と称する “五つの心得” が記してあります。また、その心得は額に入れて私のデスク横にも掲げてあります。


その中に「行きづまりが多いのは、自分が裸になれないからだ」というものがあります。

役職が上がったからといって、また、いつも優秀な成績を収めているからといって、常に「できる自分」・「カッコいい自分」を装う必要は全くないのです。


時には、自分を落とすことのできる(バカをやれる)くらいでないといけないような気がします。

逆にそのほうが、周りからの評価も上がっていくのではないでしょうか・・・。

カッコをつけないほうが、逆に “カッコいい” こともある、その方が周りからの共感を呼ぶことも多いものです。