三毒(さんどく)

2012.05.20
    

「三毒」を抑えることを徹底的に意識していきましょう・・・。

今朝は、アパマンショップ須ヶ口店(清須市)の「早朝物確」および「朝礼」に参加をしました。
朝礼時、フィロソフィー輪読の部では『本能心を抑える』という項目をやりました。
「本能心」とは、”煩悩”(ぼんのう)という言葉に置き換えることができます。  
 
“煩悩”の意味を大辞泉で調べてみると、「心身を悩まし苦しめ、煩わせ、けがす精神作用」 とありましたので、参考までに記しておきます。
人間には全部で”108”の煩悩があると言われますが、その中でも『六大煩悩』と言われるのが、以下のものであります。
 「貪」 (とん) : 自分さえよければいいとして、際限なく貪(むさぼ)ること。
 「瞋」 (じん) : 怒り狂うこと。
 「痴」 (ち) : ねたみ、そねみ、恨み、つらみ、嘆き、腐ること。不平不満を鳴らすこと。
 「慢」 (まん) : 慢心。うぬぼれ。驕(おご)る心。
 「疑」 (ぎ) : 仏教の真理を疑う心。
 「悪見」 (あっけん) : 偏見、邪見等、間違った見方や考え方を持つこと。
 
更に、この中の最初の3つ、「貪」・「瞋」・「痴」 を 『三毒』(さんどく) というのです。 
 
臨済宗のお坊さんとして得度しておられます盛和塾・稲盛和夫塾長(京セラ名誉会長)は、この 『三毒』 を抑えることが、心を磨き高めることにつながると説いておられます。 
これら、本能に基づく 「利己的な心」 を抑えることにより、人間が本来持ち合わせている 「利他の心」、いうならば 「優しい思いやりに満ちた心」 が心の中の大半を占めるようになっていくものだというふうに説いておられます
  
であるならば、『三毒』 つまり、「貪欲」・「怒り」・「愚痴」、まずはこの3つを抑えることを徹底的に意識していくことから始めると良いかもしれません。
 
※当社の経営理念手帳(ウィズコ・フィロソフィー)はこの”煩悩”の数に合わせて「108項目」にしたというわけです・・・。