優しさがエゴに変わっていないか

2011.07.26
    

当社の「社是」の一番最初に掲げるのは、『思いやりと優しさ、利他の心で』 という文言。 昨日も記したとおりであります。
しかし、ここで大いに注意すべきことがあります。
その優しさの中に”エゴ”が潜んでいないか・・・? ということです。
 
「優しさはエゴだ」という言葉が存在するように、「優しさ」が得てして”自分本位”の方向で働いているようなことがあるわけです。
本来、相手に喜んでもらおうとして行なっていることであるはずなのに、心のどこかに”見返り”を求めていたりもすることもあるのです。
「優しくすること」や、「親切にすること」自体は悪いことではありません。素晴らしいことです。
でも、”エゴ”が働いている「優しさ」や「親切」からは、マイナス要素が生じるということを忘れないようにしたいものです。
「これだけやってあげているんだから、もっと感謝されてもいいだろう・・・」といった “不平不満” や “愚痴” が生じてきたりするのです。
 
更には、「自分は正しいことをやっているのに・・・」と、”エゴ”の部分が強くなってきてしまうと、自分と同じやり方(考え方)をしない人を認めることが出来なくなったりするのです。
そうやって自分の価値観を人に強要してしまうと、信頼されるどころか、逆に “批判” を集めることにもなりかねませんので、充分に注意をする必要があります。
 
「優しさ」や「親切」が、”エゴ”に変わっていないか・・・、”動機善なりや、私心なかりしか”・・・
一日に一度は、心を鎮めて自分自身を見つめ直す時間を持つようにすると良いかも知れません。