実るほど頭を垂れる稲穂かな

2010.11.04
    

一昨日と昨日は、海部郡大治町内において 「不動産情報誌 Wiz&With」(バックナンバー) の
ポスティングをさせて頂いたのですが、その間、町内のあちらこちらで “稲刈り” が行われている
光景を目にしました。
“稲刈り”自体のピークは過ぎているのかな・・・って感はありますが、黄金色に色づいた稲穂が
風に揺られ、陽の光を浴びながら眩しく輝いていました。
 
そんな稲穂を見ていて、ふと思い出したのが
   「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」  という言葉です。
 
稲は成長し、実っていくにつれ、稲穂の重みが増してきます。それに伴い、稲穂(頭)が下がって
きます。 
人間も、同じです。 素晴らしい人間性を持った人ほど 「謙虚さ」 を忘れていません。
自分の能力や僅かな成功を鼻にかけ、傲慢不遜(ごうまんふそん)になるような人がいますが、
そんな人は、人間としては、いわば “三流” なわけです。
 
何らかの分野で成功を収めたり、地位が向上したときこそ、余計に 「謙虚」で なければならない
のです。
そもそも、「成功というものに終わりなどない」 のですから、”天狗” になっている段階で、その人
の人生の結末は見えたようなものです。
 
人間は、一人で生きていくことなど出来ません。
仕事にしてもそう、周りの多くの人々の協力・支えがあってこそ成り立っているのです。
「全ては自分ひとりの力だ!」 なんて本気に思っている人がいたとすれば、直ちに考え方を改め
たほうがいいですよね。
 
傲慢な態度をとる人間を誰が応援するでしょうか・・・?
そんな人を応援したいはずがありません。
人が応援したくなるのは、どこまでいっても 「謙虚」 な人。
「おかげさまで」 という謙譲の心、「ありがとう」 という感謝の心、この二つの心を忘れないように
したいものです。