斎藤一人さんが説く「幸せになる3つのコツ」

2022.09.15
    


私が尊敬する人物といえは、去る8月24日にご逝去された京セラ創業者の稲盛和夫さん(盛和塾長)であるわけですが、尊敬とまではいかないまでも、その考え方に多いに共感を覚える“大好き”な人が、「スリムドカン」などのヒット商品で有名な銀座日本漢方研究所(銀座まるかん)の創設者である斎藤一人さんであります。


かつて、稲盛さんの著書同様、斎藤一人さんの本もよく手にしていた私。

その中に、『斎藤一人のツキを呼ぶ言葉』(東洋経済新報社)というものがあります。これは、斎藤一人さんによって書かれた本ではありません。斎藤一人さんの行きつけの“本屋さん”の経営者である清水克衛さんが、一人さんと接する中で学んだ「ツキを呼ぶ言葉」の解説をしたものであります。


一人さん自身の著書は、一人さん独特の言葉で語られていますので、読者にとっては時として分かりにくいところもあるわけです。

普段一人さんの身近にいる人が、一人さんの言葉を解説したほうが分かりやすいのではないか・・・という観点から書かれたのがこの一冊。監修として、一人さんの“お弟子さん”である小俣貫太さんが付いて世に出た一冊であります。


この本には、“人生を生きる上での知恵”のようなものがテンコ盛りで記されています。 まさに“目から鱗”といった言葉がピッタリの「素晴らしい考え」であったり、「素晴らしい表現」をたくさん見つけることができます。


今回は、その中から「幸せになる3つのコツ」というものを皆さんにご紹介させてもらいます。


「3つのコツ」の一つ目は、“不完全主義者になれ”というもの。

人間というものは、完璧ではありませんので何かを行うと必ず不完璧な部分がでてきます。このとき、そこを見て自分であったり、他人を責めてはいけないということであります。

それよりも、上手くいったところを見て「良く出来てよかった・・・」と思うことが大切だと一人さんは言っておられます。


そして、もう一つ大切なのは、不完璧だったところを次にやるときには“改良”するということです。終わったことを責めたって仕方がないことです。当社フィロソフィーでいう所の「感性的な悩みはしない」というやつであります。

上手くいかなかったことに気を病む必要などなく、ただ、改良すればいいだけのことなのです。こうすれば、自分も他人も傷つけることなく、確実に仕事の腕も向上するわけです。


二つ目は、“人相を良くせよ”というもの。

以前の私がそうだったように、常に眉間にしわを寄せた状態で「幸せ」を望んでも、決して「幸せ」は手に入らないのです。

とにかく“笑顔”をつくることが大切です。

笑顔の人には、誰しも物事を頼みやすいので、頼まれごとが増えていきます。そして、それをこなしていくうちに、いつしか自分の得意なものが見えてくるようになる。それが周りにも認められるようにもなり仕事が上手くいくようになるという理屈のようです。


そして三つ目は、“運に勢いをつけよ”ということ。

そもそも“運勢”という言葉があるように、「運」には“勢い”が必要なんだそうです。「頼まれごと」でも「仕事」でも、また、「返事」一つとってもスピードをつけて勢い良くやることが大事。

同じ返事でも『はーい』と『はい』では全然違うわけです。『はーい』だと「あいつは返事をしたくないんじゃないかな・・・」と思われてしまいます。自分が、「決してそんなこと思っていません!」と言ったところで相手にそう思われたらアウトなんです。


以上の3つを実行していくだけで 「ばん、ばん、ばんと幸せになれる」 と一人さんは言っておられるようです。

こんな簡単なことで「幸せ」になれるんだったら、やらなきゃ損ですよね。私はもう実行していますよ。 皆さんも、早速実行されては如何でしょう・・・。



さて、今日はもう一つ、おまけ・・・。「ああ、なるほど。そういう捉え方もありだよね」と思いましたので、ついでに紹介させてもらいます。

それは、当社が基本精神に据える『忘己利他』(利他の心)に関連することであります。


世の中には「自分のことを差し置いて他人の幸せなど願っていられるか・・・」と思う人がいっぱいいるわけです。

でも、自分が他の人の幸せを願うこと、いうならば “利他の心” を持つことで自分自身の心が豊かになっていくわけです。

まずは、願うだけでも構いません。そうすることにより、自分自身が 『花』 のような人間になっていくわけです。自分が 『花』 になれば、見た人の心が和むし、明るくなるわけです。そして、自分が『花』になれば、自分の周りには『蝶』のような人、素晴らしい心根を持った人が集まってくることになるのです。


逆に、自分がエゴの塊、「自分さえよけば・・・」という、いうならば 『うんこ』 のような人間になってしまえば、自分の取り巻きも『ハエ』のような人間ばっかりになっていくのです。そんな人には、決して「幸せ」は訪れません。

つまり、“利他の心” を持つように心がけることで、自分の「幸せ」が開けていくということであります。


私が時折、忘れた頃にツイッター上に記す(ツイートする)言葉を以下に記して今日は締めさせてもらいます。


自分が “ウンコ” のような人間だったら、周りには「ハエ」が寄ってきます。自分が “花” のような人間になれば、周りには「蝶」が寄ってきます。自分の周りに良くない人間が摺り寄って来ないようにするためにも「心を高める努力」を怠ってはいけないというわけです。ウンコになるな! 花になれ!!