本の読み方

2011.08.19
    

「定休日」だった一昨日は、「お盆休み」には一緒に出掛けられなかった息子も連れ、家族5人で三重県菰野町に出向きました。
『御在所ロープウェイ』(写真)に乗って御在所岳に登るのが主たる目的でした。
ロープウェイに乗って標高1,212mの山上まで登ったら、気温が21℃・・・。 ”秋” を感じる涼しさでした。 そこから更に『観光リフト』に乗り継ぎ、御在所岳頂上を目指しました。
 
私たちが登ったお昼の時間帯はあいにくの曇り空で景色を楽しむところまではいきませんでした。 「望湖台」まで上がった頃にはガスが充満、晴天であれば琵琶湖が一望できるはずが、すごそこの景色も確認できないような感じでした。
そうこうしているところに、いきなりの雨、はじめは大したこともなかったのですが、しばらく経つと”どしゃ降り”状態に・・・・。
全身”びしょ濡れ”になりながらリフトに乗り、急いでロープウェイに乗り込み下山しました。
「雷」が鳴ったら、ロープウェイも停止するとのことで、本来ならグループ毎に乗車できるはずのロープウェイに、私たちの家族以外に2グループが一緒に乗り込んでの下山です。
 
ロープウェイを降りたら、あんなに降っていた雨が止んでいるではありませんか・・・。
一番悪いタイミングで登ったようです。 またもや私の “スーパー雨男” ぶりを発揮したような形になりました。 でも逆に、それがいい思い出になったような気もしています・・・。
 
下山してからは、菰野町内にある 『湯の山 片岡温泉』 に寄り道してから帰宅、帰宅後は「読書」に勤しみました。
この日から読み始めた本は、以前にこのブログでもご紹介させて頂いた『人生を創る言葉』(渡部昇一/著・致知出版社)。 サブタイトルに 「古今東西の偉人たちが残した94の名言」 とついている本で、あの斎藤一人さんがお弟子さんに対し、「7回は読みな」 と奨めた一冊であります。
1ヶ月半ほど前に一度読了した本を、再度(2回目)を読み始めたという形です。
 
でも、「なぜ、7回なんだろう・・・」 と不思議に思いませんか?
その答えが、これまた先日ご紹介させて頂いた斎藤一人さんの著書『幸福力』(しあわせりょく・マキノ出版)の中にありましたので、今日はそのことについて記させてもらいます。
 
よく言われることですが、「知っている」 と 「できる」 は違いますよね・・・。
一人さんは、いい本は最低でも7回読まないと、自分のものにはならないし、「できる」ようにもならないと説いておられます。
続けて、こんなふうにも語っておられます。
「いい本だな」と思うということは、「いい本だ、ここに書いてあることは素晴らしい」 と脳が初めて受け入れたから、そう思うわけです。 誰しも、昔から知っているようなことが書いてあっても「素晴らしい」とは思わないですよね。 ということは、脳が「素晴らしい」と思っているうちは、実は、できないんです・・・。
 
1回目に読むと 「すごいな」 と思う。
2回目には 「そうだよな」 と思う。
3回目には 「そのとおりだ」 と思い。
4回目は 「そうなんだよ」 と。
5回目になると 「これはこのとおりだよ」。
6回目には 「当たり前じゃないか」。
そして、7回目になると 「俺は昔からこういう考えなんだよ」 というふうに、脳が “当たり前” になってきちゃうのだそうです。
 
脳でこなされたときに、自然とそういう行動ができるわけで、1回しか読まないで、「できる」とか、「できない」とかは言えないというわけです。
確かに、何回も何回も読めば、できるようになる気がしますし、1回ずつ楽しいわけです。
こんなことが書いてあったのか、あんなことが書いてあったのかと、1回目には気づかなかったことが、2回目でわかり、3回目でわかるというふうになるものだと私自身も感じています。
私がこれまで実際に”7回”読んだのは2冊しかありませんが、「これは!」という本については”7回”を目指して読んでいこうと思います・・・。