前々回のブログ記事で「組織での信頼関係は何から生まれるか?」について記しました。
リーダーたる者、「礼節」・「謙遜」・「正義」・「信義」を忘れちゃならないし、リーダー自身が “信用に値する人間性” を有していることが重要だというふうに記しました。
今回は、それを補足する内容でいきます。
リーダーは “己の欲” を捨て去らなきゃいけない、そうした人間でないと組織をまとめ上げることなどできない(真に強い組織を創り上げることはできない)のです。
当社のフィロソフィーの中に、そのことを取り上げた項目が存在しますので、今日はそれを紹介させてもらうことにします。
内容を以下に転記します。
【無私の心が人を動かす】
人を動かす原動力は、ただ一つ「公平無私」(こうへいむし)ということです。
無私というのは、自分の利益を図る心がないということです。或いは、自分の好みや情実で判断をしないということです。
無私の心を持っているリーダーならば、部下はついてきます。逆に、自己中心的で私欲がチラチラ見える人には、嫌悪感が先立ち、ついていきかねるはずです。
西郷隆盛の言葉に、「金もいらない、名もいらない、命もいらないという奴ほど、始末に負えないものはない。しかし、始末に負えない者でなければ、国家の大事を任せるわけにはいかない」というものがあります。
つまり、私欲がない者でなければ、高い地位につけるわけにはいかないと言っているのです。
リーダーの指示ひとつで、部下の士気も上がれば、逆に部下が苦しむことにもなります。
それなのに、自分の都合によって指示をしたり、物事を決めたり、感情的になったのでは誰もついてきません。
リーダーは、私利私欲から脱却した「自分の集団のために」というような大義に、自らの座標軸を置くべきなのです。
自分の集団を幸せに導く “素晴らしいリーダー” であるためには、このスタンスは絶対に欠かすことができません・・・。
今日の写真は、何年か前に鹿児島を旅した際に立ち寄った料理店で撮影した西郷隆盛の肖像。
薩摩・鹿児島といえば、やはり西郷隆盛(西郷南洲)が稲盛和夫(京セラ名誉会長)です!!
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