築年数の古い賃貸マンション・アパートでは、電気の契約容量が30アンペア未満で、リノベーションで設備を新設するときに電気容量が足りないケースも。賃貸物件全体の電気の引き込み容量を電力会社などに確認しましょう。
間取りを変更したいときは建物の構造もチェックが必要。マンションでは鉄筋コンクリート造(RC造)が一般的で、壁式構造とラーメン構造があります。いずれも、構造上重要な壁が撤去できない点に注意すること。
*とくに壁式構造の場合は、間取り変更に制約がでるケースが多い。
和室を洋室に間取り変更することにはいくつかのメリットがありますが、一般的には以下のような点が挙げられます。
洋室の方が一般的に壁や家具の配置が自由で、家具を配置しやすいため、空間をより効率的に利用できます。和室では、襖や押入れなどの特有の要素があるため、家具の配置が制約されることがあります。
洋室では、床にカーペットやフローリングを使用することが一般的ですが、和室では畳が主流です。洋室にすることで、家具やインテリアのデザインに幅広い選択肢が生まれます。
和室の畳は定期的な手入れが必要で、また、飲み物をこぼすなどの場合に汚れやすいです。洋室の場合、畳よりも掃除が簡単で、汚れが目立ちにくいです。
洋室は壁や床がしっかりしているため、断熱性が高く、エアコンや暖房の効率が向上します。和室の場合、畳の素材や壁の薄さによって断熱性が低くなる場合があります。
洋室に変更することで、壁や床、天井などのリフォームがしやすくなります。これにより、入居ニーズにマッチした部屋のデザインで原状回復がしやすくなります。
ただし、和室にもその魅力があり、日本の伝統的な文化や風習に愛着がある方も多いでしょう。また、畳や押入れは特有の使い勝手や風情がありますので、個々のライフスタイルや好みによって選択するのが良いでしょう。リノベーションを検討する際は、入居ニーズを考慮に入れつつ、利便性や好みをよく考えて決断することが大切です。
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・エリア 名古屋市中村区
・物件種別 賃貸マンション
・築年数 築34年
・構造 鉄筋コンクリート造
・間取り 2DK → 広い1DK
▶ 動機:長期空室が続き部屋の内部がひどく傷んでしまったのをきっかけに、フルリノベーションを検討したい。
・やさしく明るい雰囲気の内装にしたい
・新婚さんやカップルさんのニーズにも対応したい
▶ 提案:長期空室でお部屋の内部がかなり傷んでいたため、水廻りの取り替え、和室二間つづきを1つの洋室に変更して広めの部屋にする間取り変更プランを作成。室内の引戸をオープンにすることで、DK側にもエアコンが効きやすいように設計します。『女性に好まれるお部屋』をテーマに、内装はやさしく明るい感じにする。
今回のプランは、間取り変更を伴う大規模なリノベーションとなります。
和室2部屋を洋室に変更して1つの広い洋室に間取り変更します。
『女性に好まれるお部屋』をテーマにしていますので、白を基調とした明るいイメージにします。
洗面台の交換は費用対効果が高いので、シャンプードレッサーを新調しました。
水廻り設備を新調するとき、洗面台の交換は他の水廻り設備の交換とくらべてコストが低く、入居者にも強いアピールポイントになります。
洗面所にはカジュアルな北欧パターンの壁紙を配置します。シンプルなシェイプと細かなディティールのない壁紙は、とどこか懐かしさを感じるパターンでもあり、継続して使える新鮮な魅力を放っています。
洗面の片引き戸は白を基調とした扉にします。
キッチンはクリナップ(シンクW1500・コンロ台W700)とし、もともとあった収納を撤去して冷蔵庫を置けるスペースを作りました。
浴室もユニットバスを新調しました。
お風呂を新調すると、やっぱりみちがえるように清潔な印象になります。
ピッタリサイズのユニットバスを選んで設置しました。
トイレは壁⼀⾯にアクセントクロスを張り、スタイリッシュな雰囲気に。
2連タイプの棚付ペーパーホルダーを設置しました。
今回の施工ではブルーグリーンの壁紙を選び、トイレをぐっとオシャレな空間にしてみました。
せっかくトイレをリフォームするなら「窮屈さを感じず心地いい空間にしたい!」という想いは、多くの人が感じるところではないでしょうか。
玄関とダイニングキッチンをロールスクリーンで間仕切りします。
薄い水色だと汚れが目立つため、ブルーにします。
おしゃれな秋冬コーデといえばブーツが定番。
ブーツや長靴など高さのある靴も収納できるよう可動式の棚を設置してみました。
玄関の足下には、汚れが目立たないような柄のクッションフロアを貼ります。
「毎日の生活に美を」というキャッチフレーズを表した幾何学的でシンプル、スタイリッシュでタイムレスな色柄のアクセントを配置。
床は人気の高いヘリンボーン柄を取り入れて、印象的なアクセントととして楽しむことができるようにしてみました。
もともとあった和室2部屋を洋室に変更して、1つの部屋としてつなげ広めの洋室に間取り変更します。
広めの1DKにすることで単身さんだけでなく、新婚さんやカップルさんも視野に入れた募集活動を行うことができるのです。
洋室に合わせて、もともとあった押入をクローゼットに変更します。
クローゼットの柄もポップな感じの花柄にしてみました。
*こちらは黄色が主体ですが、洗面は青を主体とした花柄です。
扉付きの壁面クローゼットにはインパクトのある色柄を積極的に取り入れてみました。普段は扉を閉めておけるので思い切った色柄のクロスを選びやすい場所なんです。
今回のリノベーションは、長期空室により室内がかなり傷んでいたため現況を見たオーナー様からフルリノベーションのご相談をいただいたのがきっかけです。当初に思っていたよりも傷んでいたのです。
その際にオーナー様とコンセプトを共有しました。
それは『女性に好まれるお部屋』にしようということです。
白を基調としたカラーで、ポップな感じの明るいお部屋にすることを基本にリノベーションプランを立てました。
築34年ということもあり、鉄筋コンクリート造のマンションといえども劣化がすすんでいる箇所も出てきています。
予算の範囲内で水廻りの交換を優先的に計画します。
次に、和室から洋室へと変更して2つの部屋を1つにつなげて間取り変更し、広めの1DKとするプランを採用しました。
また構造上仕方のないことですが、ダイニングキッチン側にエアコンを取り付けることができないため、洋室とダイニングをつなぐ扉をできるだけ開放できるようにして、洋室からのエアコンによる冷暖房がお部屋全体にいきわたるように、間取りの工夫もしてみました。
これを旧間取りのように壁で区切ってしまうと、実際に生活してみたときに不便だと感じることがあると思います。
*名古屋の夏はとても蒸し暑いんです。
せっかく間取り変更をするのなら、そこに住まう人のい使い勝手が良いお部屋になるようにすることが大切だと思います。
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