賃貸物件のキッチンをリノベーションする
- 2023.06.30
- アパート お役立ち情報 キッチン プチリノベーション マンション 台所 間取り変更
キッチンのリノベは生活の質を上げるアップグレード！
間取りを変えるだけがリノベじゃない
築年数の経過による質の低下を上書きして消してしまたい。
せっかくのリノベーションならちょっとコストアップしても、暮らしの質が上がる設備や素材を選ぶべきです。長期賃貸経営の目線で見ても、入居者の満足度から考えても、アップグレードの意識を持って。
目次
- ▼ キッチンを中心に立体的に考える
- ▼ キッチンをリノベするメリット
- ▼ キッチンのレイアウトを考える
- ▼ キッチンとテーブルの配置を考える
- ▼ キッチンの型を考える
- ▼ キッチンのリノベは配管工事が必要な設備が多い
- ▼ キッチンのリノベーション施工例特集
- ・タカラスタンダード システムキッチンＩ型2400（ダーク）
- ・タカラスタンダード システムキッチンＩ型2400（ライトミディアム）
- ・ファーストプラス システムキッチンＩ型2250L（木目マット）
- ・パナソニック AW ステンレスワークトップＩ型1800
キッチンを中心に立体的に考える
キッチンのリノベーションを考える場合、想定される入居者像をイメージしたうえで、キッチンでの過ごし方を考えて立体的なレイアウトの選択をするべきです。
賃貸マンションやアパートでキッチンの間取りを思い浮かべたとき、どうしても閉鎖的で狭く、収納量も不足しがちなイメージがあります。
いろいろなスタイルの中から入居者の暮らしにピッタリなキッチンを選びましょう！
キッチンをリノベするメリット
１．快適性と機能性の向上
古くなったキッチンをリノベーションすることで、新しい設計や機能を取り入れることができます。より使いやすいキッチン空間を作ることで、料理や家事がより効率的に行えるようになります。
２．デザインのアップデート
リノベーションにより、古くなったキッチンを現代的なデザインにアップデートすることができます。美しいデザインのキッチンは、お部屋全体の価値を向上させるだけでなく、入居者の生活の質を向上させる効果もあります。
３．賃貸物件のバリューアップ
キッチンは家の中でも重要なスペースであり、入居ニーズに影響を与える要素の一つです。リノベーションによって魅力的なキッチンを提供することで、不動産価値の向上が期待できます。
以上のように、キッチンのリノベーションは見た目の改善だけでなく、快適性や経済的なメリットも多くあります。ただし、リノベーションにはコストや労力がかかることを考慮して、計画的に進めることが重要です。
キッチンのレイアウトを考える
アイランド型
アイランド型はデザイン性に優れた人気のある型で、キッチンの作業台が壁に接していない、海に浮かぶ島のようなレイアウトのことをいいます。四方から囲むことができるので、複数で調理作業をしたいケースなどに向いているといえます。広いスペースがないと実現しづらいというのが少々難点。
ペニンシュラ型
ペニンシュラ型とはキッチンや作業台のどちらかを壁につける配置です。
アイランド型より省スペースですが、カウンターを長くすると回り込む動線も長くなってしまうというデメリットもあります。
キッチンとテーブルの配置を考える
対面式（カウンターキッチン）
キッチンの対面にテーブルを置く配置は、コミュニケーションを図りやすいのが人気の理由です。
カウンターに立ち上がりを作れば、ダイニングから手元を隠すこともできます。
直列式
キッチンとテーブル横並びにする直列の配置は、キッチンとダイニングの一体感が出て、調理から配膳、片付けが横移動だけですみ、作業効率がいいのが特徴です。
反面、キッチンが常に見えてしまうので、きれいにキープする必要があります。
キッチンの型を考える
Ｉ型キッチン
◎ 横移動のみで作業効率がいい
・ 開放的で配膳もらく
・ 壁に向かって備え付けてあることが多い
▲ においなどの対策が必要
▲ 生活感の出やすい食品や調理器具があふれていると、雑然とした雰囲気になりやすい
Point
Ｉ型は、スタンダードな壁づけはもちろんのこと、対面式にすれば適度な目隠しもできる汎用性が魅力
Ⅱ型キッチン
◎ 動線が短くなり作業効率がいい
・ シンクとコンロが2列に分かれる
・ 振り向くだけで必要なものが手にとれる
▲ 作業中に振り向く動作が必要で、たとえば洗った野菜を火にかける場合、シンク側から背後のコンロに持って行くときに水が垂れるなど、床が汚れやすくなるのが注意点です。
▲ 配膳の際に、食器棚や家電スペースの考慮が必要
Ｌ型キッチン
◎ 動線が短く効率的
・ コーナーを活かしたコンパクトな動線
・ 作業スペースが広くとれる
▲ コーナーの収納が難しい
▲ コストが多少上がる
キッチンのリノベは配管工事が必要な設備が多い
移動距離が長いほどコスト高となる
キッチンのリノベーションを考える場合、配管などの移動は床下などの構造部分の事前チェックが不可欠です。キッチンは配管工事が必要な設備が多いので、位置移動の距離が短くなればその分コストの節約に繋がります。
さらに移動距離が短かければ、排水管の勾配をつけるための床上げによるデメリットも抑えられます。
＊床上げにより天井が低く感じられる
ダクトなどの移動は天井裏などの構造部分の事前チェックが不可欠
換気扇の位置を移動する場合、既存の排気口にダクトをどのようにつなげるのかを考えます。排気口は住戸ごとに屋外に直接出ているケースが多いのですが、築が古いマンション・アパートなどではまれに、角住戸の排気口が共用のダクトスペースに接続していることもあります。
また、排気口が天井方向ではなく、壁方向(既存のレンジフードの背中)についていることもあり、想定していたデザインのレンジフードを取り付けることができないケースがあるので注意。
キッチンのリノベーション施工例特集
賃貸マンションやアパートのキッチンはどうしても閉鎖的な間取りになりがち。リノベーションを考える場合、入居者のライフスタイルの中から暮らしにぴったりなキッチンのレイアウトを選ぶべきです。
キッチンでの過ごし方を考えてオープンキッチンのレイアウトを選択する
タカラスタンダード システムキッチンＩ型2400（木製扉ダーク）
築27年 / 賃貸マンションのキッチンリフォーム。『みんなで使えるように！』オープンキッチンで見た目にも心地よい状態をキープ。隠すところと見せるところのメリハリをつけてモノを循環させやすくします。
- タカラスタンダード
GRACIA グレーシア650 - 本体サイズ Ｉ型 240cm
- 天板高さ 85cm
- 扉カラー ダーク
- ワークトップ 人造大理石 シャインホワイト
- 水栓 シングルレバー水栓
- ソフトクローズ
Point
家族とのコミュニケーションもとりやすく
セミクローズドキッチンのレイアウト選択で、壁付けＩ型キッチンの悩みどころの収納不足を解消させる
タカラスタンダード システムキッチンＩ型2400（木製扉ライトミディアム）
築23年 / 賃貸マンションのキッチンリフォーム。廊下との間に壁を設けて、その裏側を収納スペースにしするセミクローズドキッチン。壁付けのＩ型キッチンの悩みどころの収納不足を解消させます。
- タカラスタンダード
GRACIA グレーシア - 本体サイズ Ｉ型 240cm
- 扉カラー ライトミディアム
- ワークトップ 人造大理石 シャイングレー
- 水栓 シングルレバー水栓
- ソフトクローズ
Point
目隠ししながらＬＤとつながる。丸見えにならず会話もできる
カウンターキッチンのメリットは、対面式で配置することにより、背面の壁を天井まで収納スペースにできること
ファーストプラス システムキッチン Ｉ型2250Ｌ（タイプW）木目マット
築34年 / 賃貸マンションのキッチンリフォーム。オープンキッチンにするパターンでは、キッチン設備をダイニング側に対面式で配置し、背面の壁を天井まで収納スペースにすると、たっぷりの収納量を確保しやすくなります。オープンキッチンの場合は見えているものを意識する必要があるため、今回のケースでは、カウンターに立ち上がりををつくって手元を隠し、隠すところと見せるところのメリハリをつけました。
- ファーストプラス
システムキッチン - 本体サイズ Ｉ型 225cmＬ
- 扉カラー 木目マット
- 水栓 シングルレバー水栓
- Ｓレール スローインクローズ
Point
キッチンとオープンにレイアウトされたダイニング。照明はスポットライトを取りつけて
賃貸マンションで対面仕様を実現したコンパクトなシステムキッチン
パナソニック AW W1800 ステンレスワークトップ Ｉ型
築36年 / 賃貸マンションのキッチンリフォーム。賃貸マンションでの対面仕様を実現したコンパクトなシステムキッチン。オープンキッチンの場合は見えているものを意識する必要があるため、今回のケースでは、カウンターに立ち上がりををつくって手元を隠し、隠すところと見せるところのメリハリをつけました。
- パナソニック
ステンレスワークトップ - 本体サイズ Ｉ型 180cm
- 扉カラー 木目マット
- 水栓 シングルレバー水栓
- Ｓレール スローインクローズ
Point
見えすぎないのが嬉しい、セミオープンタイプのレイアウト
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