賃貸マンションやアパートで水廻り設備を交換することのメリットといえば、やはり何と言っても入居率のアップです。入居を希望するお客様が、最初に内見(お部屋を見学)したときの第一印象が格段にアップするのです。築年数が古い建物であれば、なおさらその傾向は強まるといえるでしょう。
さらに老朽化に対するリスク回避の観点からいえば、防水性を高めるというメリットもあります。建物を長期間に渡って維持するために必要な機能である「防水性」を保つことが、長期の安定経営にも繋がってくるからです。
360度パノラマ画像
既設の浴室を解体して、ユニトバス(1116サイズ)を設置。アクセントパネルのついたユニットバスを選びました。
パネルの一面の色が変わっていることによって、高級感がありますね。
浴室水洗はサーモスタット混合水栓に交換です。
既設キッチンを解体・処分し、システムキッチン(I型 2550)に交換しました。
使いやすくて魅力たっぷりなキッチンです。
*出窓があるため吊戸棚が設置できませんでした。
キッチンは扉が木目調のものを選び、高級感を演出しています。
既存のトイレを撤去し、便器・タンクを新規で取り付けました。
(温水洗浄便座は既存のものを利用しました。)
温水洗浄便座は入居希望者がインターネットで部屋を探すとき、物件検索のチェック項目にもなっていますので、それだけ需要の高い設備だといえますね。
ペーパーホルダーも交換です。
さらに、アクセントクロスで明るい雰囲気にします。
既存の洗面台は洗面化粧台に交換しました。
このブログの最初に、水廻りを交換すると入居希望者が内見する時の第一印象がアップすると書きましたが、水廻り設備の交換の中でも費用対効果が高いものに、洗面化粧台の交換があります。
設置費用の割に高いアピールポイントとなりますので、水廻り交換を検討する際にはオススメです。
和室は襖の貼り替えをして、LDKにTVモニターホンを設置。
さらにLDKにはエアコンを1基設置しました。
入居率アップの観点から、最近では賃貸オーナー様にエアコン1基の設置をオススメしています。
前入居者の退去後に、オーナー様へ「リノベーション」のご提案をしました。
次の入居募集を考えたとき建物の築年数が経っていることもあったので、提案の内容は「水廻り4点セットの交換」をベースにした費用的にも大がかりな内容でした。
オーナー様から、「入居者目線でのリノベーション提案をしてくださいね。」と、ご意見をいただいたことが強く印象に残っています。
入居者様が喜ぶお部屋なら、長期で住んでいただくことができ、さらにはオーナー様にも安定経営がもたらされるということです。
また、建物の維持・保全という観点からも計画的な大型修繕が必要になってきます。
リノベーションのご提案には、「入居者目線」「リーシング」「費用対効果」の3つのポイントを踏まえたうえでご提案していきたいと思います。
オーナー様から「玄関に収納があったほうが便利だよ。」と、ご意見をいただいたとき、私もそのご意見に共感したのを覚えています。
賃貸経営のご経験からくるアイデアや推眼には、私たちも改めて勉強させられることがたくさんあります。
貴重なご意見を形に反映させるべく、いろいろ試した結果、「可動式の棚」がいいという結論に達しました。
想定される入居者像は、「ファミリーさん」「新婚さん」「カップルさん」なので、ベビーカーなどを下に入れることができる可動棚がいいと思ったからです。
また、水廻りの交換は費用がかかるものの、お部屋を内見したときの第一印象をアップさせ、建物維持のための機能性も高めてくれるメリットがあります。
築年数が古い建物に対するリノベーション提案には、水廻りを中心としたリノベーションをオススメしています。
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