リノベ工事完了から14日で入居申込があった部屋

2023.02.12
アクセントクロス  キッチン  トイレ  マンション  リビング  洗面所  浴室  清須市  築40年~49年  間取り変更  

オール和室を洋室にして間取りを1LDKに変更するリノベーション

間取り変更のメリット

賃貸マンションやアパートで間取りを変更することのメリットといえば、やはり何と言っても入居率のアップです。人気の間取りに変更することにより、入居者募集の際に間口が広がるというメリットがあります。
今回のリノベーションは、和室を洋室に変更してさらに2部屋をつなげ→広い洋室に変更し、さらに水廻りを新調して使い勝手の良い間取りにします。最近は広い空間が好まれる傾向にあります。
ただし、ここで気をつけていただきたいのは、ただ単に間取り変更をするだけではなく、想定される入居者に好まれる設備等も変更・増設する必要があるということを考慮しなければならないということです。


建物オーナー様の想い

◎動機:築年数が経ってきたので計画的にリノベーションして入居者募集を検討したい。
・和室を洋室に変更して欲しい
・入居率アップを期待している

 

建物DATA

・エリア   愛知県清須市
・物件種別  賃貸マンション
・築年数   築41年
・構造    鉄筋コンクリート造
・間取り   3DK → 1LDK
 

リフォームコンセプト

リフォーム ディビジョンの施工DATA No.008

提案 建物の配管が複雑に配置されているため、水廻り部分の配置に工夫が必要。(間取りを考える上でひと工夫する必要があります)3部屋ある和室を洋室に変更し、さらに2つの部屋を1つにすることで、賃貸ニーズにマッチした間取りを提案します。
1. 和室を洋室にしてLDKを造作する
2. 押入からクローゼットへ変更
3. キッチンを新調
4. 洗濯機置き場を造作する
5. ユニトバスを新調して設置
6. トイレを新調し温水洗浄便座を設置
7. 洗面化粧台を新調
8. 玄関には可動棚を造作
9. 引戸はソフトモーションで
10.ギャラリー
 
 


建物の配管を考慮して間取りを慎重に考える

リノベーションをしたいけど、建物の構造上どうしても思い通りの間取りにできないケースもあります。今回のリノベーション現場がまさにそれでした。
建物に配置されている配管の位置が複雑になっているため、洗面脱衣所のスペースを広く確保できなかったのです。
もともとの間取りでは浴室の中に洗濯機置き場が存在していたため、リノベーション後の間取りでは別の場所にこれを造作し、浴室、洗面所のスペースを確保します。ただ、洗濯機置き場の壁には点検口があるため、これを塞ぐことはできません。
給湯器の位置もベランダ側に移動させます。
ダイニングキッチンと玄関の間には廊下を造作して扉を設置し、区切りを付けてみました。


和室を床上げして一つに繋げLDKにする

和室から洋室に変更するため、畳を処分して床上げ工事を行います。
LDKを造作するため、2つの部屋をひとつに繋げます。
残る洋室の押入にはパイプハンガーを設置し、クローゼットに変更します。

洗面 片引き戸(LIXIL ラシッサ標準 ブレーキ) 

ダイニングキッチンのリノベーション

ダイニングキッチンにはシステムチッチンを新調します。
キッチンパネルを取付けキッチンを設置すると、みちがえるような素敵なキッチンになりました。

W2250 スライド扉 ファーストプラス

洗濯機置き場を造作する

もともと浴室にあった洗濯機置き場をキッチンの横に造作しました。
ロールスクリーンで仕切ることによってお部屋の内装と調和させます。

洗濯機置き場

浴室を新調する 水廻りの交換は入居募集に効果アリ

浴室もユニットバスを新調しました。
お風呂を新調すると、やっぱりみちがえるように清潔な印象になります。
浴室も配管の配置に合わせて、もともとの浴室スペースにサイズ的に合うユニットバスを設置しなければなりません。

LIXIL BW-1116 

トイレを新調して温水洗浄便座を設置する

トイレは壁⼀⾯にアクセントクロスを張り、スタイリッシュな雰囲気にします。
もともとはコンセントがありませんでした。
2連タイプの棚付ペーパーホルダーを設置。

LIXIL アメージュ リトイレ 手洗い付き  

洗面化粧台をどの位置に配置するのかが今回のリノベーションのポイントでした

先にも触れましたが、脱衣場のスペースをなるべく広く確保したかったので、洗面化粧台の位置をどこに配置するのかが新しい間取りを考える上でもっとも悩んだ部分です。
最終的には、既にある点検口や配管の関係上、現在の位置になりました。

洗面化粧台 W600

玄関には可動棚を造作

玄関には可動棚を設置します。広めの棚なので使い勝手が良さそうです。
天井の照明は、小型LED照明に変更。

可動棚

引戸はソフトモーションでやさしく

シングルソフトモーション=引戸を閉めるときに自動的に扉が減速して引き込まれていきます。
写真は洗面所と廊下を仕切る引戸です。

LIXIL ラシッサ 洗面タイプ ソフトモーション 

リノベーションギャラリー


賃貸管理ディビジョン アドバイザー

今回のリノベーションは、入居者退去後の部屋の状態をみながらオーナー様が計画的にリノベーションを検討していたところ、改めて弊社にご相談いただいたのがきっかけです。3部屋を順番にリノベーションすることになりました。

建物が築41年ということもあり、実際に退去後のお部屋を拝見してリノベーションプランを作成しようとしたところ、当初に想定していた間取りは作成できないことが分かりました。
和室を洋室にしたいというオーナー様のご要望は問題なかったのですが、
配管の配置の関係上、どうしても脱衣所が広く確保できなくなってしまうのです。
浴室も配管の配置に合わせてサイズ的にピッタリ合うものを選ぶと、当初想定していた扉の位置を変更しなければならなくなってしまうとか、点検口を塞ぐことができないので、洗面化粧台の配置位置を修正しなければならないなど様々な修正が必要になりました。

苦心の末、最終的な間取りが決まり予算枠内での工事発注をいただけましたので、年末までの完成を目指して工事を着工しました。
その甲斐もあってか、なんとか年末には工事が完成しました。
そして、年末から新年にかけて入居募集をしたところ、運良く完成から
14日目で入居応募があったのです。とても嬉しかったのを憶えています。

「オーナー様の期待に応える」

オーナ様からの期待に応えるということは、すなわち「客付け」だということを改めて強く感じました。


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