
賃貸マンションやアパートで間取りを変更することのメリットといえば、やはり何と言っても入居率のアップです。人気の間取りに変更することにより、入居者募集の際に間口が広がるというメリットがあります。
今回のリノベーションは、1K×2部屋を→広い1Kにすることによって、一人暮らしの「単身さん」だけでなく、「新婚さん」「カップルさん」も対象にすることができる間取りにします。最近は広い空間が好まれる傾向にあります。さらにスケルトン状態にしてからの間取り変更なので、ある程度自由に空間を設計することができるメリットもあります。
ただし、ここで気をつけていただきたいのは、ただ単に間取り変更をするだけではなく、想定される入居者に好まれる設備等も変更・増設する必要があるということを考慮しなければならないということです。
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壁や天井の骨組みだけを残してアパートの2部屋を解体し、内装・間取りをすべて新しく造り直します。
アパートの骨組みとは、柱(鉄骨)や梁などの構造体のことです。スケルトン状態から入居者ニーズに合わせて間取りを変更し、内装も大幅にスタイルチェンジすることで、新築を超えるようなお部屋にもできるのです。
キッチンと洋室の間の引戸をオープンにすると、広々空間が広がります。洋室にはオープンクローゼットとデスクワークスペースも設置しました。床のフロアタイルは、壁のアクセントクロスに合わせたものを選び、お部屋の調和を保ちます。
もともとの1Kの間取りでは、キッチンと洋室の間にかなり段差があったため、間取り変更時にはこの点を解消するべく床上げ施工をします。
洋室とキッチンの間の引戸は、Wソフトモーション機能付きの引戸にしました。
引戸のメリットは、扉を開けたままにすることで室内を広く使えるという点です。
そこに住む人にとって、暮らしやすい機能や環境を整えることが大切なポイントです。
オーナー様のご要望で追焚機能付きの浴室を設置します。
洗面所は広めにして、入居者ニーズにあった独立洗面台を設置しました。
部屋探しの条件として人気の高い温水洗浄便座は、あったらうれしい設備の一つです。
3口コンロのシステムキッチンを設置。「キッチンの引き出しが静かに閉まる」ソフトクローズ機能が付いた引き出しです。
ひとり暮らしの入居者像を想定し、オープンクローゼットのとなりにデスクワークスペースを設けました。ダウンライトとマッチさせ、そこに住まう人の使い勝手が良い空間を演出します。
今回のリノベーションは、オーナー様から間取り変更のご相談をいただいたのがきっかけです。現在入居中の他の部屋は、もともと1Kだった部屋を2部屋繋げて広い1Kに間取り変更してあるということでした。1Kの空室が続いたのをきっかけに、今回対象となる部屋を繋げて間取り変更をしたいとのご要望でした。
想定する入居者像は単身者です。
広い洋室空間をつくり、そこに住まう人が使い勝手の良い部屋になるようにプランを作りました。デスクワークスペースも設置し、自宅オフィス化のニーズにも対応します。
まず始めにスケルトン状態にしなければなりませんので、解体工事から始まって給排水管工事やガス工事など、新築するのと同様な工事を行います。2部屋を1部屋にするため、電気工事でブレーカーを1箇所にする必要がありました。
工事自体は結構大がかりなものになりましたが、フルリノベーションなので、ある程度間取りや設備を自由に配置することができ、完成後の仕上がりはオーナー様にもご満足いただけるお部屋になりました。
こだわった箇所はいくつかありますが、細かい部分では扉や引戸の取っ手のカラーをブラックで統一しました。
入居希望者に賃貸物件を案内したときに大切なのは「第一印象」です!
最初にそのお部屋をパッと見たときの印象がとても重要なのです。
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